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復縁がうまくいくかは「復縁しても元に戻らないものがなにか」による

  • 2018.5.2

広告って、多くの人が気にしていることがそのままコピーになることがあって、たとえば「アウターに響かないブラ(ショーツ)」というのは、多くの人がブラやショーツのラインがアウターに出てしまったら恥ずかしい、と心配している証左であると言えますよね。


同様に、占いの広告は・・・・・・復縁できるかどうかを占います!・・・・・・というのをよく目にしますよね。ということは、元カレと復縁したいと思っている女子が一定数いるということ?
ということで、今夜は復縁問題についてお話したいと思います。

■あの頃とちがう身体になっている自分を発見する瞬間

たとえば彼が浮気して、あなたがその場では許して、またふたりでやっていこうとなっても、浮気の事実を知らなかった頃みたいに、「連絡がちょっとくらいなくても平気」な身体ではではいられなくなっている自分を発見する・・・・・・みたいなことってありますよね。ありませんでしたか?


これは物理的にふたりがまだ別れていないケースですが、物理的に別れてしまっていて、そこから復縁を希望するときも、まったく同じこと。表層の状況がどうであれ、一度死んでしまった気持ちは、たとえそれがあとになって再生したとしても、死に変わりはないから。
つまり、「もうあの時と同じ姿に戻すことができないこと」が、たくさんあればあるほど、そして「もとに戻らなさ加減」が大きければ大きいほど、「復縁したけど、やっぱ前みたいに彼のことを愛せないわ」ってなる。

■もしかしたら簡単かもしれないけれど

つまり、二度と元のカタチには戻らないものがすでに、あなたの心の中で復縁可能か不可能かを決めてしまっている、ということです。これって恋のすごく残酷なところでもあるんですが、復縁って、ふたりの意思によるものでありつつも、「あのとき損ねてしまったなにか」が、すでに復縁できるかできないかを決めていることでもあるんです。


だから、復縁をご希望の人は、「二度と戻らないこと」と「もう一度頑張ったらどうにかなること」を見極めるが大事。物理的にふたりが再び付き合うことは、もしかしたら簡単かもしれないけれど、ふたりの元に戻らない部分の心は、どうやっても元に戻らなかったりするから。

■淋しさは、すごく速いスピードで心の中で渦巻く感情なので

わたしたちはしばしば、淋しいから復縁したいと思います。淋しいという気持ちって、プロの作家でもそれを言語化するのがむずかしいのではないかと思えるほど、すごく速いスピードで心の中で渦巻く感情なので、いったん淋しいと思えば、ちょっと立ち止まって復縁可能かどうかをゆっくり考えてみようか、とはあまりならないことが多いと思うんです。だから、淋しいと思えば、即、復縁を考える。逆説的にいえば、淋しさをちょっと脇に置いておいて、二度と元のカタチには戻らないものについて、深く考えることができない。だから復縁してもまた別れることになって・・・・・・ということになる。

■まずは元気でいることです

時の流れは、二度と元には戻らないものをあなたの心に提示してきます。そこに淋しいという感情が加わります。心の中がぐちゃぐちゃになります。
ふたりとも復縁を望んでいて、愛の力で復縁がかなって、今度はうまくいって結婚しました!というのはハリウッド映画の中だけかもしれないし、そうじゃないかもしれない。これはおそらく誰にも分からない。


時の流れに負けないで!淋しさに負けないで!というメッセージのラブソングや映画、小説が多いのは、負けている人が圧倒的に多いからで、それはあなたが悪いわけでもなく、彼が悪いわけでもなく、時の流れというどうすることもできないものが原因でもあるから。


時の流れがわたしたちの心の中のなにかを死なせてしまって、それを再びよみがえらせようというのが復縁。だから復縁するにはパワーがいる。


元気があれば復縁できるとは言わないけれど、精神的な再生を望むのであれば、まずは元気でいることです。(ひとみしょう/文筆家)


【今夜はちょっと、恋の話をしよう】
(ハウコレ編集部)



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