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この子と気が合う!には、「趣味の話」よりもっと深いところで繋がろう

  • 2018.4.26
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「この子とは、すごく分かり合える」
好きな人からそんなふうに思ってもらえたら素敵です。
そこで登場するのが、「彼と共通の趣味を見つけて、その話をしよう」みたいな考え方。
でも、本当に、同じ趣味の話ができるというだけでそんなに深く繋がっていけるんでしょうか?
「この子とは、共感し合える」って本気で思ってもらえるんでしょうか?

「共感し合える」って?

そもそも「この子とは、すごく話が合うな」ってどういう状態なのか、ということをまず考えてみたいと思うわけですが、そのためにまず、逆の立場に立ってみましょう。


つまり、あなたなら、どういう人と一緒にいて、一緒に会話していてこう感じますか?


"好きなミュージシャンが同じで、お気に入りの曲が同じ人"でしょうか。


思うに、そういう人って、なんというか、その一回限りの席を持たせるのには十分で"そこそこ楽しい世間話"をするにはちょうどいいかもしれません。だけど果たして、「またあのミュージシャンの話を一緒にするために、その人ともう一度会いたい!」ってなるのかなーと。


趣味の話とかって、出会ったばかりの頃の話題としてはちょうどいいと思うんです。盛り上がるし、気まずくならないから。


だけど、趣味はあくまでただの趣味であって、恋愛とは直接関係がない。趣味が合うからって、その人が好きにはならないわけで、そういう表面的なところでの繋がりのきっかけにしかなってないと思うんです。


例えばそれよりも、「浮気は、した側が100%悪いわけじゃなくて、むしろ原因はふたりにあると思う」とか「ケンカのたびに『別れる』って言ってるカップルは、一応は毎回仲直りしてても、いつか必ずその言葉の通り、別れちゃうと思う」とか、そういう考え方に対して「うん、すごくわかる!」と思えるような人の方が「また会ってお話ししたいな」と感じるんじゃないでしょうか。なんか、その人と恋をしたら、きっとうまくいきそうかもって予感がしませんか?


そういう、恋愛における価値観とか、哲学的な部分で分かり合える人同士のことを、はじめて「共感し合ってる」って言うんじゃないかなって思うんです。

好きな人にこそ「恋を正直に」

じゃあ、そのために何ができるでしょう。
それは、私たちの恋を正直に話していくことなんだと思います。


過去にどんな恋愛をしたのか。どんな辛いことがあったのか。どんなときに、恋をしていて幸せって感じるのか。


恋愛の話題、とくに浮気やケンカや幸せや、そういうディープな話題になったときに、もしも本当は「実は浮気って、される側にも少しは非がある」って思ってるのなら、正直にそう話してみる。


でももしそうやって素直に正直に話して、相手が「うわ、実は俺もそう思うんだよ。ここで共感してくれる人って本当に少ないんだよね」と思ってくれるかもしれません。逆に、「浮気は絶対に絶対に、する方が全部悪い!」と"常識的"な答えをしても、彼には「うん、まともな人だ」とは思ってもらえるでしょうが、別にあなたとは深く繋がりたいと思わないでしょう。だって、みんな同じようなことを思うからね。


仮に、もし正直に話して、「え、浮気した方が悪いに決まってるじゃん。何言ってんのこの子・・・・・・」と思われたら仕方がない。それは、もともとその人とは共感し合えなかったということで諦めるしかありません。恋は結局、ご縁ですからね。


もちろん、そうは思っていないのに、無理してみんなと違うことを言えってわけじゃないですよ。


でも、もしもあなたの恋愛哲学の中に、「正直これは、あんまり多くの人に理解してもらえることじゃないんだよな」と感じているものがあるのなら、それは、あなたと同じ哲学を持った誰かと深く繋がるきっかけになり得るものです。


「君はどう思う?」


こう言われたときには、ついついいつもの癖で、無難に安い共感を狙いにいくんじゃなくて、思い切って本気の本音を打ち明けてみるというのが、案外素敵な恋を招き入れるヒントかもしれません。(遣水あかり/ライター)


(ハウコレ編集部)



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