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一年で5820キロカロリー?! 月に一度の飲み過ぎで体に起きること

  • 2018.4.25

たった一晩の多量飲酒がどれだけのカロリーに値するか調べるため、米国アルコール乱用・依存症研究所(NIAAA)のアルコールカロリー計算機を利用してみた。

NIAAAの研究によれば、過飲は「血中アルコール濃度が1デシリットルあたり0.08gを上回る飲酒パターン」とのこと。男性ならば、2時間で5杯以上飲んだ状態を意味する。ほとんどお酒の種類をカバーしているこちらの計算機だが、今回はビール5杯と蒸留酒5杯に含まれる比べてみた。(注:カロリー計算は必ずしも体重の増減を導き出せるものではないので、話半分に読んでもらえたら)

まず、ビールは350ミリリットルあたり、平均して153キロカロリーが含まれている。5杯で765キロカロリーというわけ。同量のワインなら、一杯125キロカロリーになる。一方ショットグラス1杯分のジン、ラム、ウォッカ、ウイスキー、あるいはテキーラなら、平均して97キロカロリー。どちらも栄養を摂らないまま一食余計に食べているくらいはある。乾杯!

とはいえ、週末に楽しい思いをする対価としては些細なものに思えるだろう。「毎週飲んでいるわけじゃないから平気!」と考えるかもしれない。残念ながら、長い目で見ると腸の健康はそうではない。

ビールやワインを765キロカロリー分毎月一年間飲むと、一年で余分なカロリーが9180キロカロリー。脂肪500グラムのカロリー量はおよそ3500キロカロリーなので、一か月に一度ビールを5杯飲む日があれば1.1キログラムまで増える可能性がある。もっぱらショットを飲むと少しマシになるけれど、やはり一か月に5杯飲むと一年間で5820キロカロリー、つまり700グラムの体重増加につながるという計算になる。

5年間かければ、1か月に一度だけビールを大量に飲酒しても4万5900キロカロリー、つまり6キログラムの体重増加になる。同じ習慣をショットで続けると2万9100カロリー、または4キログラム。しかも、これはあくまで月一度に制限できた場合の数値。CDCのデータでは、過飲の習慣がある人は月に4回ほど大量の飲酒をしているという。平均的なカロリー摂取量は以上の数値の4倍になる。

そして、大量飲酒のデメリットは不要な体重増加だけじゃない。男性を対象にした研究では、月に一度このように飲むと高血圧症の発症率が70%高まるんだそう。さらに、たった一晩でも過飲は免疫を弱めるので、病気にかかりやすくなる。二日酔いでは済まないことも多々あるということ。

誰だって、時々飲みに出かけるのは楽しい。けれど、たまの贅沢と節度を守れなくなる境界線はあやふやなので気を付けて!

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

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