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意外と、ありがち。彼氏に「愛」より「犠牲」を求める女になってませんか?

  • 2018.4.24
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愛情は目に見えないもの。
だからこそ、それを目に見える物や行動、耳で聞こえる声なんかにしてもらいたいと思うのが恋愛の常ですが、こんなとき、相手からの犠牲によって、その気持ちを確かめようとしてしまったことはありませんか?


意図的に、また場合によっては無意識にやってしまいがちなところだと思いますので、(自戒も込めて)この機会に少し考えてみようと思います。

「犠牲」ってなんだ?

そもそも、「犠牲」ってどういうことなんでしょう。冒頭ではあまりちゃんと説明していませんでした。
これは例えば、次のような場面で現れます。


ある女の子は、月末の金曜日にサークルの飲み会に誘われたけれども、彼氏とお泊りデートがしたい!と思ったので、サークルの中心メンバーということでわりと強めに参加を勧められながらも「すみませんちょっと野暮用が・・・・・・」となんとか断りました。そして当日は、さも用事があるかのようにいそいそと急ぎ帰路に着き、彼と新宿駅東口でランデブー。そのままお酒を飲んで、中野にある彼宅でお泊まりしたとさ。


めでたしめでたし。


とはいかず、なんと翌月、今度は彼の方が、バイト先の月末飲みに誘われたのです。すると彼は、なんとそのお誘いを気持ちよーくご快諾。彼女は、「私が先月、ふたりのために飲み会休んだのに、どうして同じように休んでくれないの? 私はみんなよりもあなたとの時間が大切なのに、あなたは違うの?」と怒ったのでした・・・・・・。


めでたくなしめでたくなし。

「重さ」よりも怖いのは?

まずこの"犠牲求めメンタル"を見てパッと思い浮かぶのは、「なんだかこいつ、重えな・・・・・・」というピュアな感想だと思います。


あなたがそれをやってくれたのは、あくまで好意なんでしょ? そうしたら、同じことを相手がしてくれなかったからって、そんなにギャーギャー言わないでよ。


とまあ、こういう"見返りを求められることへの拒否感"としての重さがまず、ありますよね。これが犠牲を求める言動の注意点、その1。
でもまあ、100歩譲って、見返りほしさがゆえの重たさって、それだけならまあわかりますよね。少なくとも自分としては、「自分がしたいから」って思ってはいても、心のどこかでは相手に、「ありがとう」って思ってほしくてやっていて、感謝をしてくれているのなら、必ずなにかおかえしがあるはずだって期待しちゃう。こう思うのも無理はないのかもしれません。


なので、見返りを求めてしまうという部分に関しては、相手も、理解は示してくれるんじゃないでしょうか。ちょっとくらいなら、「子供っぽいけど、そこもかわいいなぁ」と許してもらえるかもしれません。


が、それがあまりにも続いたり、相手も自分と同じような犠牲を払ってくれないことに対してあまりにも大きな絶望を示したりしてしまうと、少し話は変わってくるかもしれません。


上の飲み会の例なら、「きっとあなたも同じように休んでくれるって信じてたのに!」とまるでひどい裏切りにでもあったかのような態度をしたとしましょう。


こうなると、相手が感じるのは、「重さ」よりも一歩先の次元です。


「え、俺は先月、君が俺と会うために飲み会休んでくれてすごく嬉しかったのに、それって、俺のことが好きだからじゃなくて、俺を今後飲み会に行かせないようにするための取引だったの・・・・・・?」


と、彼は思うかもしれません。見返りを求めるなんてかわいいもんじゃなくて、まさに”契約”。そうすれば当然、今回その取引に応じて彼が飲み会を休むことができなかったために、彼女はもう二度と、同じように彼のために飲み会を休むということはしてくれなくなるのかもしれません。もっといえば、契約を破った罰として、彼女は彼を後悔させるために、露骨に男子がいる飲み会にたくさん参加するようになるのかもしれない。


そうした末恐ろしさが感じられてしまって、あなたがしてくれることを「ありがとう」と素直に受け取ることが、怖くなる。「これを受け取ったら、何か契約させられるんじゃないか」って。


そして、このことに関して私からできるアドバイスは、ただひとつ。


「彼が、自分に対して同じことをやってくれなかったとしても平気、と思えることだけ、相手にしてあげる」


ということ。あなたが彼のために飲み会を休んだり、男子とLINEするのをやめたり、元カレの連絡先を消したり、彼の写真を待ち受けにしたりするとき、「私が好きでするんだよ」という気持ちがある一方で、「彼も同じことをしてくれたら、嬉しいな」という期待もあるはず。でもその期待が、単なる期待を超えて、「同じことしてくれないなら、実は私もしたくないんだよな」という”契約”を求めるものなのかもしれないとふと思ってしまったときには、それはもう、いっそやらないでおいた方が、いいのかもしれません。(遣水あかり/ライター)


(ハウコレ編集部)



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