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別れるか、絆が深まるか。「距離を置く」その成功と失敗を分けるものとは?

  • 2018.4.23

ライターの山田 芽依です。
恋人同士で「距離を置く」という言葉をよく見聞きしますが、この「距離を置く」とは、具体的にはどのようなことなのでしょうか。
今回は、彼氏と距離を置いたことで失敗したパターンと、成功したパターンを紹介します。

距離を置いて大失敗! A子さんのパターン

A子さんは、彼氏が仕事で忙しく、あまり会ってくれなかったり、連絡をくれなかったりすることを不満に感じていました。


そのために「これなら付き合っていても意味がないから、距離を置こう」と彼氏に伝え、距離を置くことになったのです。


ところが、距離を置いたところ、A子さんのほうがどうしても寂しくなってしまいました。
我慢できずに「距離を置いている最中だけれど、映画でも観にいかない?」と誘ったところ、彼氏からはOKの返事が。


喜んで映画に行き、その場では盛り上がった二人。


このまま距離を置いたことを取り消して、また普通の恋人同士に戻れるかも・・・・・・といったところで、A子さんは大きなミスをしてしまいます。


映画に行ってからも、彼氏から連絡があまりこないことに関して「相変わらず、連絡をくれないんだね」と、文句を言ってしまったのです。


文句を言われることが嫌だったのか、なんと彼氏は携帯の番号・アドレスまでを変えてしまい、今では音信不通で、連絡は一切とれていないそうです。

距離を置くことで大成功! B子さんのパターン

B子さんの彼氏も忙しく、連絡もあまりくれない、ということをB子さんは不満に思っていました。
そこで二人は数ヶ月間距離を置き、その間、B子さんは彼氏に一度も連絡をとりませんでした。


数ヶ月後、彼氏のほうから連絡がきて、本音で話し合いをしたそうです。
その結果、二人は冷却期間をへて、普通の恋人同士に戻ったのですが、今では距離を置く前よりも上手くいっているようです。


B子さんいわく、それは「相手を変えようとするんじゃなくて、自分が変わったからだと思う」とのことでした。


なんでも、B子さんは距離を置く前は「恋人同士なら連絡を毎日とるのが当たり前」といった考えにとらわれて、常に不安で、ネガティブになってばかりいたために、彼氏との関係も上手くいっていなかったとのこと。


距離を置いた上で「こうしておけばよかったのでは?」と冷静に本音で話すことで、B子さんは「好きな人と付き合えていること自体がいいことだ」と、前向きな考え方に変えることができたそうなのです。


彼氏のほうも、B子さんの気持ちを受け止めて、距離を置く前はあまりくれなかった連絡を、毎朝してくれるように。


B子さんも、それを当然だとは思わずに「ありがとう」と伝えたり、また逆に、嫌なことは嫌だとやんわりと伝えられるようになったことで、二人の関係は深まった・・・・・・とのことでした。

勝敗を分けたのは、何だったのか?

A子さんとB子さんのパターンは、彼氏への不満があって距離を置いた、ということ自体は同じですよね。


大きく違うところは「相手を変えようとしたか、自分を変えようとしたか」だと筆者は思います。


不満があって距離を置いたからといって、必ずしも相手に抱いていた不満が解決するとは限りません。だって、あくまで距離をおいただけ。そこで「どうして問題になったのか」を共有もしていないのですから。ときが解決してくれるものではないでしょう。


距離をおいている間に、何が問題だったのか。自分はどうすれば解決できるか。冷静に考えること。そして、そういった期間を経て、お互いにその間に考えたことを、冷静に話し合い、共有すること。そういった事ができてこそ、「距離を置く」が二人の関係にとって良いものになるのです。


「距離を置く」という行為は、下手したらそのまま別れてしまう可能性がある諸刃の剣。
不満があるからと安易に距離を置くのではなく、距離を置いている間、二人の関係や、自分自身のことも見つめ直す期間にできるといいですね。(山田 芽依/ライター)


(ハウコレ編集部)



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