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自分のやりたいことに気付く“1分間行動イノベーション”の手順2つ

  • 2015.1.28
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【ママからのご相談】

2歳と4歳の子どもがいるママです。毎日、育児が大変で、好きなこと、やりたいことが全然わからなくなってきました。このまま、ばたばたしながら人生過ごして行くのかな、このままでいいのかなと不安に思っています。

●A. 1分間行動イノベーションを使って、やりたいことをはっきりさせて行動してみましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターの馬場じむこです。

毎日の子育てお疲れ様です。最近、「好きなことで生きていきましょう」「やりたいことをやっていきましょう」と本やネットで言われていることが多いですよね。私もそういった本を何冊か手に取ることがありました。

しかし、やらなくてはいけないことが多いとき、心がずっと沈んでいるとき、「私、何が好きだったのかしら?」「何がやりたかったっけ?」と、好きなこと、やりたいことがわからなくなってしまい、やりたいことに向かって行動している人が、より輝いてうらやましく見えるときがあるでしょう。

そこで、本当にやりたいことに気付ける、忙しい子育て中でもできる“1分間行動イノベーション”をご紹介します。

●1分間行動イノベーションのステップ2つ

1分間行動イノベーションとは、コーチングのエッセンスを凝縮した習慣プログラムです。

わざわざ、子どもを預けてワークショップに参加して何時間もワークをやったり、長時間のセミナーやカウンセリングを受ける必要がありません。1人で1分間行うだけです。

●(1)まずは50秒セルフトーク、「本当はどうしたい?」

「本当はどうしたい?」この言葉を、朝起きてからの10分以内、夜眠りに就く前の10分以内に自分に問いかけます。

人間の脳というのは、無意識に1日約7万回思考していると言われています。そのため、朝一番に行うことでその効果を長く味わえます。それ以上に効果的なのが眠りに就く直前です。脳というのは、眠りに就く直前のイメージを、就寝中に繰り返し再生するという特性があるからです。

●(2)50秒セルフトークができたら10秒アクション

50秒セルフトークでやりたいことが出てきたら、次に行うのが10秒アクションです。この10秒アクションとは、文字の通り、セルフトークで浮かんだことが実現されるような“行動”を取るということです。

例えばセルフトークで、「本当はどうしたい?」「ハワイでゆっくりしたい!」と浮かんだら、“ハワイ”とメモする、“明日ハワイのガイドブックを買う”“予定を立てる”、“フラダンスの動きをしてみる”といったことです。

●すぐに答えが出てこなくても諦めない

何度か自分に問いかけても何も浮かばないことがあるかもしれません。しかし、多くの人が最初はそうです。それでもあきらめずに毎朝晩1分間、問いかけ続けると出てくるそうです。

ある子育て中の方は、最初こそまったく答えが出てこなかったようですが、2週目に入ると、「本当は、今後の自分の人生についてじっくり考える時間が欲しい」という思いを皮切りに、どんどん思いがあふれてきて、最終的には保育士の勉強をするところまでになったとのことです。

●10秒アクションで自分の美容院をオープンするまでに

ある美容院にパートで勤めていた美容師さんは、50秒セルフトークで、「自分の店を持ちたい」と出てきた後、10秒アクションで、「機会があれば、お客さんに自分の夢を語る」と付箋にメモしました。

自分の話を聞いてくれそうなお客さんの名前を3人書き出し、行動を重ねたところ、お客さんから多様な出会いが重なって、自分の美容院のオープンにつながったそうです。

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50秒セルフトーク、私もやってみました。

最初は何も出てこなかったことが、だんだん回数を重ねるたびに具体的に浮かんで、行動につながったことがありました。忙しい子育て中のママに、おすすめです。

【参考文献】

・『本気で変わりたい人の行動イノベーション 本当の欲望に素直になれば、やる気が目覚める』大平信孝・著

(ライタープロフィール)

馬場じむこ(書評ブロガー)/東京都在住36歳。短大卒業後、一般事務・専業主婦を経て、長男が1歳の時に建材メーカーに再就職し、総務・労務も担当する経理主任として8年勤務。現在は税理士事務所にて経理事務業務のほか、Webや雑誌にてライティングを行う。夫、小学5年生の男子、保育園児の5歳男子と暮らす。著書『仕事も子育ても自分もうまくいく!「働くママ」の時間術』日本実業出版社より出版、台湾版も発売中。

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