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ぽっこりお腹も解消!? 日々の生活にとり入れたい薬膳茶レシピ3つ

  • 2018.4.19
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胃腸にストレートに届き、機能を高めます!

固形の食べものは十二指腸や腸で吸収され、胃では吸収されません。しかし薬膳茶なら、お茶に溶け出た成分を吸収することが可能です。温かいお茶なら胃を温めることもできますし、消化を促したり、胃の機能を補う効能が胃に直接はたらきかけます。

薬膳茶と聞くと「なんだか難しそう……」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、日頃から飲む機会の多い紅茶やハーブティーなどをベースに、薬膳のアイディアをプラスすれば、意外と気軽に楽しめるんです!

心がリラックスするだけでなく、胃もいい状態になるので、ぽっこりお腹を解消することもできますよ。

あなたに合うのはどのタイプ? 薬膳茶レシピ3つ

体の状態を改善する食材を選ぶのが薬膳の基本。まずは、あなたの今の体調に合ったお茶を選んでみましょう。

過食気味だお腹が張っている

そんなお悩みを持っている人は、消化を促す「フレッシュハーブティー」がオススメです。
バジルやタイムといったハーブ類は、食べ過ぎて胃がもたれたり、慢性的にお腹が張っている人にピッタリ。食後に飲むと、消化不良が防げます。

続いて……

冷たいものをとりがち胃のあたりをさわると冷たい

という人は、胃を温める「ハトムギ茶」や「ローズ&オレンジティー」がオススメです。
夏になると、冷たいもののとりすぎで胃が冷えきってしまう人が急増。温め作用の高い食材で胃の内側から温めましょう。乾燥させたしょうがには、体の芯からじんわりと温める効果があります。

そして

食欲がわかないストレスを感じることが多い

という人は、胃のはたらきを補う「ローズヒップしょうが紅茶」がオススメです。
食欲不振や胃痛、さらに胃の機能自体がダウンしてしまった人は、古代から胃腸薬として使われていたクミンや、胃のはたらきを助けるローズヒップなどを組み合わせたお茶を飲んで胃腸を休めましょう。

それでは、3つのお茶のレシピを紹介していきます!

フレッシュハーブティー

■材料(1人分/約3杯)■
カモミール:6~7本
バジル:2本の葉を摘む
タイム:5~6本
しょうが(生):うす切り3~4枚

■つくり方■
(1)フレッシュのハーブはよく洗って水気を切り、ポットに入れる。
(2)(1)に沸騰したお湯を300mlほどそそいで5分ほど置く。
(3)成分が抽出されて色が出てきたら茶こしでこしてカップに注ぐ。(ハーブは乾燥したものを使ってもOK。その場合の分量は、カモミール小さじ1、バジル小さじ1/2、タイム小さじ1/2。つくり方はフレッシュハーブと同様)

★ポイント
胃酸過多や胸やけなど、神経性の消化不良を和らげてくれるカモミールをベースにバジルとタイムをブレンド。ハーブのさわやかな香りが気の巡りも促します。しょうがも少量使うことで気を巡らせる効果が。ハーブティーが苦手、という人はハチミツを少量加えると飲みやすく。

ローズ&オレンジティー

■材料(1人分/約2~3杯)■
陳皮(みかんの皮を乾したもの):小さじ1
オレンジ:1枚(うす切り)

■つくり方■
(1)2~3カップほど入るポットを温めて、砕いたローズペタル、陳皮を加えて沸きたてのお湯をそそぎ、ふたをして5分ほど置く。
(2)ティーカップに皮をむいたオレンジのうす切りを入れて、上からお茶をそそぐ。
(3)ティースプーンでオレンジを押して果汁をしぼってから飲む。

★ポイント
女性ホルモンの調整作用があり、女性のためのハーブといわれるローズペタルに、気を整える作用を持ち、体を温め、冷え症の改善にも使われる陳皮をブレンド。みかんの香りはとびやすいので、いれたてを楽しんで!

ローズヒップしょうが紅茶

■材料(1人分/約3杯)■
紅茶:小さじ1
ローズヒップ:小さじ1(砕いたもの)
クミン:小さじ1/2
しょうが(生):うす切り3枚

■つくり方■
(1)小鍋に材料を入れ、お湯を300mlほどそそいで中火にかける。
(2)沸騰したら20秒ほど弱火で煮て、火を止め、茶こしでこして飲む。(胃酸過多の人はローズヒップを除く)

★ポイント
温め効果のある紅茶と消化を助けるローズヒップを混ぜて、胃腸のはたらきをアップしてくれるクミンと生しょうがをプラス。胃の機能を複合的にサポートして高めてくれます。ローズヒップの酸味もおだやかに。

 

不調でお悩みの人は、ティータイムに薬膳茶を試してみてはいかがでしょう?

 

文/FYTTE編集部

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