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毎日食べるだけでOK! 悪玉コレステロールを減らす2大食材&善玉コレステロールを増加させる食材

  • 2018.4.19
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悪玉コレステロールを減らす2大食材

3月15日放送の『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)では、動脈硬化や心筋梗塞を予防するために重要なコレステロールについて特集。近年の研究で明らかになった、コレステロール値を改善する食材が取り上げられました。

番組に登場したのは、慶應義塾大学の教授・渡辺光博先生。渡辺先生の研究では、海苔に含まれる“ある成分”が悪玉コレステロールを下げるのに効果的であることが分かっています。この研究は学会ではまだ発表されていないため、成分の正体については非公開。“ある成分”には、腸の中の胆汁酸を体外へ排出してくれる働きがあるそうです。

腸の中で食べものを消化・分解する胆汁酸は、悪玉コレステロールを原料に生成されるもの。胆汁酸の排出を促すことで、生成に必要な悪玉コレステロールも多く消費されます。1日に食べる海苔は平均的な大きさで2、3枚が理想的なので、そのまま食べても料理に使っても消費しやすい量ですね。

さらにもうひとつ渡辺先生がおすすめしたのは、杜仲という木からつくられる杜仲茶。杜仲は漢方薬としても使われる植物なのですが、葉から抽出する杜仲茶は渋みが少なく甘みのある飲みやすいお茶になります。渡辺先生の研究室で行った臨床試験では、杜仲の葉のエキスを2週間摂取するだけで悪玉コレステロール値が大幅に下がるという結果に。海苔とお茶というお手軽な食材には、スタジオの石倉三郎さんも「簡単で実にありがたい」と興味津々でした。

善玉コレステロールの増加も大切

体内のコレステロールは悪玉と善玉の2種類あるのですが、悪玉を減らすだけでは安心できません。悪玉が基準値の範囲内でも、善玉の値が低すぎると心臓病を引き起こす可能性が高まります。番組の後半では、TKO・木下隆行さんが善玉コレステロールを増やすため生活習慣の改善に挑みました。

木下さんはお酒や食事の量を減らしながら、医師のアドバイスを受けてミニトマトを毎食5個ずつ食べることに。トマトに含まれるリコピンは善玉コレステロールを増加させる働きがあるといわれ、ミニトマトなら約15個、大きいトマトなら約2個分のリコピンが効果的。2週間ミニトマトを食べ続けた木下さんは、善玉コレステロール値が41から47まで増加しました。

この結果を見た視聴者からは、「たった2週間なのにすごい」「リコピンパワー恐るべし」「これはトマト食べないと損だね」と驚きの声が。2週間以上続ければ更なる増加も見込めるので、コレステロール値が気になる方はぜひ取り入れてみてください。

 

文/プリマ・ドンナ

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