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彼の好みに合わせすぎてはNG?自分を見失なわないために

  • 2018.4.18
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好きな人には、その人の好みを提供したいですよね。
で、「それいいね」「そういうの好き」「わかってるね」って褒めてほしい。
好きである以上、こういう気持ちがあるのは当然です。
だけど、あまりにも「彼の好み」を追求しすぎてしまうと、それはそれで、モノトーンでつまらないあなたが出来上がってしまうのかもしれません。

■え、この髪型が好きなの?

高校生のとき、当時付き合っていた彼から放課後にいきなり連絡が来て、その日一緒に帰ることになったんです。いつも彼と会うときには髪を下ろしていたんですけど、その日は彼と会わないと思って油断してたせいで、前髪を上げてポンパドールっぽくしてたんです。
でも、あまりに唐突すぎて、髪型を変える余裕もなく仕方なくそのまま彼と待ち合わせして一緒に駅まで歩いていると、おもむろに彼が「今日髪型かわいいね」とのたまったのです。


私はおでこが広くて、親しい友達からは当時流行っていた芸人「猫ひろし」にかけて「でこひろし」とまで呼ばれるほどのでこっぱちだったので、はっきり言って全然嬉しくありませんありませんでした。
だた、男子の好みって、本当によくわかんないなぁとこのとき強く思ったことは今でも覚えています。


キモい自分語りが過ぎました。すみません。


でも、ここで共感してもらいたいのは「うんうん、『でこひろし』って呼ばれがちだよねー」ってところではもちろんなく、男子(とくに好きな人)に「え、そんな好みがあったの?」と感じたことって、たしかにあるよね、というところ。


髪型に限りません。服装だって、「こんな姿見られたら死ぬ」みたいなすっぴん&お古のTシャツパジャマ姿がかわいいと言われたり。


もちろん外見に限らず、「こんなの送ったら、キモいかな」とおそるおそる送ったメッセージが、思いのほか彼に好評だったり、思い出せばエッチのときに少し大胆になり過ぎたかもしれないと反省してたら、「なんかすごくよかった」と(恥ずかしいけど)褒められたり。
こういう、「自分が思ってる彼の好みと、実際の彼の好みって、なんか実は全然違うんじゃないの?」と不安にすらなってしまうような瞬間は、大切にしたいと思うんです。

■「彼の好み」の枠におさまるな

この出来事以来、私は私が思う「彼の好み」の型に自分をはめ込むことは、やめました(また自分の話かい)。
もちろん、彼のことをたくさん知っていくなかで、彼が喜ぶような、かわいいと思ってくれるような私を仕上げて、はいどうぞってプレゼントすることも楽しいし、正解なときもあります。


でもそれだけじゃない。「彼の好み」をさておけば、私は私で、やってみたいこととかたくさんある。彼が好きだといつも言っている黒髪ロングだけじゃなくて、暖かくなれば、ショートにも挑戦してみたいし、彼は「ミニスカ履く女は嫌い」とか言ってるけど、私はミニってやっぱりかわいいから、たまにはデートで履きます。メイクだって、彼が好みだと言ったものだけじゃなく、いろんなのにも挑戦します。


なぜなら、私は私で、「彼の好み」に縛られずに自分がしたいようにしてみたいから。しかも、これまで書いたように、その私が思う「彼の好み」すら、そこまで当てにはならないんです。結局私たちが思う「彼の好み」は、妄想でしかないかもしれません。そして、ひょっとしたら、彼自身すら、自分の好みをよくわかっていないのかもしれないんです。実際、黒髪ロングが好きと公言していた彼も、私のショートには、驚くほどポジティブな反応をしてくれました。もはや、「彼の好み」を追求することのメリットがあまりよくわからないんです。


「彼の好み」


恋をしていると、これをまるで憲法のように尊重してしまう自分がいるかもしれません。けど、そんなのに縛られちゃいけません。彼だって、この世の女性全員を知った上で「俺の好み」を構築しているわけじゃないのです。「彼の好み」はまだまだ不完全で、発展途上。まだまだ未発見の好みがあるはず。その発見を私たちが与えてあげられたらいいですよね。そしていつかは「俺の好みは君そのもの」なんて言ってもらいたいじゃありませんか。(遣水あかり/ライター)


(ハウコレ編集部)

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