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健康をキープしたい! 生活習慣病予防のための3つの柱

  • 2015.1.28
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【ママからのご相談】

父が50代後半に差し掛かり、今まで頑健だった父の健康にも陰りが見えてきました。まだまだ“危険水域”には達していませんが、血圧や糖尿、コレステロールの値が軒並み高く、基準値ギリギリです。このまま生活習慣病にならないように、共通する予防策をお教えいただきたいです。

●A. 毎日の生活を意識しましょう。

ご相談ありがとうございます。フードアナリストの大塚朝香です。

生活習慣病の予防には、3つの柱があると言われています。共通する3つの予防策を網羅すれば、生活習慣病になる可能性は、大きく下がります。

今回は、厚生労働省の『生活習慣病予防』から、その3つの柱を紹介しましょう。

●生活習慣病予防の3つの柱

●(1)まずは運動

高コレステロールへの働きかけとしては、“中性脂肪の分解”を。高血圧に対する働きかけとしては、血管の拡張による“血圧の低下”を。そして糖尿病には“エネルギーの消費”と、“ブドウ糖が血中から細胞に取り込まれやすくなる”、という形での働きかけができます。

ちなみに、運動は有酸素運動を基本としつつも、「ちょっと苦しいかな」という程度のものを強度で行うとよいとされています。

●(2)食事には気を付けたい

“食事”と“生活習慣病”は切っても切り離せません。ただ、食事療法は、それぞれの症状によって大きく変わってきます。糖尿病の場合は基本的にはカロリー節制が、高血圧予防の場合は塩分の節制が、高コレステロールの場合はコレステロールの制限が必要です。

しかし、望ましい傾向はどれも変わりません。

・薄味

・野菜を多めに食べる

・腹八分目を心掛ける

・ドカ食い、早食い、夜食をやめる

というものです。

また、「これを飲めば大丈夫」「これだけを食べていれば大丈夫」などという、魔法の薬は存在しません。

●(3)喫煙は百害あって一利なし

“生活習慣病を食い止めるためには、禁煙が大切”と言われています。

高血圧で、かつ喫煙をしている人の場合、そうでない人に比べて、15倍も脳卒中になる確率が高いと言われています。これは、“高血圧ではない人の喫煙者、非喫煙者”の場合と比較しても3倍の数字です。

また、大阪府立健康科学センターの中村氏が指摘するところによれば、『喫煙によってインスリンの働きが悪くなること、まったく吸わない人と15本~34本(1日)に吸う人では、同じ糖尿病患者であっても、合併症をおこす確率が2.5倍以上』になるそうです。

また、喫煙をすることで、悪玉コレステロールが増加し、善玉コレステロール値は少なくなる、とも指摘されています。

このように、“運動”“食事”“禁煙”に気を配ることは、生活習慣病を予防する上で、とても大切な柱となります。既に生活習慣病を発病している人も、「まだ大丈夫だけど予防したい」という人も、今日から生活を見直してはいかがでしょうか。

(ライタープロフィール)

大塚朝香(フードアナリスト)/家でできるダイエットで、1年で17kg減量したアラサーライター。ファミレス勤務→葬儀会社勤務→デパート勤務を経てライターに。デパート勤務時代やダイエット時代に学んだ、「おいしくてヘルシーで安く、満腹感があってお洒落なメニュー」を編み出すのが得意。3000以上の美容記事を執筆し、100以上のオリジナルレシピを発表し、糖尿病や高血圧、メンタルヘルスにも携わってきました。母が看護師、兄が社会福祉士、姉が介護福祉士のため、医療や健康面の質問にもお答えできます。

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