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どんな恋でも純粋さがあればどうにかなる

  • 2018.4.18

先日、とある女子(25歳)と話をしていたとき、彼女はこう言いました――恋愛にすごく悩んでいた頃は、ハウツー記事をよく読んでいたけど、最近はあんま恋愛に悩まないから読まなくなった、というか必要なくなった――
恋愛のハウツー記事に、「読み始め」と「読み納め」がある女子もいるのだね。そういうの、はじめて知りました。


とまあ、いろんな話をしたわけですが、彼女は純粋さという言葉こそ口にしなかったけれど、彼女の話の端々(はしばし)に純粋さがにおっていたので、今回は恋愛と純粋さについてお話したいと思います。


こういうところでもないと、純粋さって言葉、あまり口にしないですしね。あなたがもし、人生とか純粋さという言葉を使って友達と気軽に話せていたら、あなたは「たいした人」です。

■恋愛相談って誰にしますか?

さて、ちょっと前、Yahoo!に「恋愛相談って誰にしますか?」というアンケートの結果が載っていて、たぶん40代限定で答えていたんですが、トップは「誰にもしない」で、なんと8割くらいの人が誰にもしないと答えたそうです。


今40代くらいの人が20代の頃やっていた恋愛と、今の20代の人の恋愛って、なにがちがうかといえば、スマホがあるかないかのちがいくらいで、ほとんどなにもちがわないです。
「もしもし電話」でデートの約束をしていたとか、ショートメールでやり取りしていたとか、そういうのがLINEに取って代わられたくらいで、なにも変わっていません。


その当時は、今のように恋愛コラムのサイトってありませんでした。もちろんこの『ハウコレ』もなかったです。ハウコレという言葉じたいがなかった。


では人々は恋に悩んだらどうしていたのかといえば、おそらく多くの人はラブソングを聴いていたと記憶しています。で、たとえばユーミンが恋愛の教祖みたいなポジションで(みたいなというか、本当に恋愛の教祖様と呼ばれていた)、ユーミンに恋愛相談したい人は、FMの彼女の番組に投稿していたわけです。

■ちょっと口にするのが恥ずかしい

で、その番組を毎週欠かさず聴いていたわたくしの所見を述べるなら、ユーミンは恋愛のハウツーをほとんど語らなかったように記憶しています。切なさとかピュアな心とか、そういうのをリスナーと共有する番組だったように記憶しています。


今、こんなにもたくさんの恋愛ハウツーの記事があって、しかもそれらを無料で読める時代で、ハウツーはもうすでにネット上でも、あなたの心の中でも飽和状態かもしれないなと思います。


なので、こういう時はどうすべき?とか、彼にこう言われたけどどうすべき?というソッコーで効きそうなハウツーじゃないものを、今ふたたび見直してみてはどうかなと思います。こっちが飽和しているということは、ほかのところがお留守になっているということだから。


ほかのところとは、あなたもわたくしもちょっと口にするのが恥ずかしい、純粋さとかピュアなハートとか、そういうものです。

■純粋さがあるから、「わたし」でいられる

恋愛における最大の武器というか、恋愛を恋愛たらしめるものって、ピュアなハートなんですよね。ホントは。
純粋さがあるから、「わたし」でいられるし、純粋さがあるから恋という旅をやってみたいと思えるってこと。


冒頭にご紹介した女子(25歳)は、ハウツーをたくさん実践してきたからか、生まれつきの性格なのか、なかなか腹黒いものをお持ちでしたw


でもしかし、彼女ははっきりとした声でこう言いました――わたし、2年後くらいに結婚するって自分でわかるんですよね。


彼女は占い師でもないし、ちょっとイッチャッテル人でもありません。すがるような思いで恋愛ハウツーを読み、実践してきたなかで、なにが本当に自分の人生を支えてくれるものなのかを、自分で知ったということでしょう。純粋さって、生命力、つまり心の底から「生きたい」と思える力のことです。(ひとみしょう/文筆家)


(ハウコレ編集部)

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