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彼が不機嫌そうに見えるとき、まずは「私以外の原因」を考えてみる

  • 2018.4.17

タイトルからしていきなり投げやりで”人のせいにする”感じがとてもしますが、はっきり言って、その通りです(笑)。


恋をしてると、好きな人とデートをしてふたりきりでいると、ふたりの間の出来事や、相手の感情のすべてが、自分といるせいで(または自分といるおかげで)生まれるように思えてしまいがちです。


今日は、彼との関係というものを俯瞰(ふかん)してみようというお話です。
こういう見方ができるようになると、好きな人との付き合いは、ほんのちょっとだけ楽になるかもしれません。

■デートは開始前で9割決まってる?

当たり前といえば当たり前なんですけど、そういう、「恋以外の要素が恋にもたらす影響」って、いざ意識してみれば大きいんですよね。


人は恋愛だけして生きてるわけじゃないし、むしろ、恋愛以外の部分を日々一生懸命に頑張ることへのご褒美的な、お風呂上がりのデザート的な立ち位置に、恋愛はある。


だから、その礎になってる恋愛以外の私生活がうまくいっていないと、恋人との関係も、デートも、心の底から楽しむ気持ちになれないわけです。


だからデートは、言うならば金曜日の夜にする方が絶対に楽しめるわけですし、逆に、月曜日のデートはなんだか気が重い、というか、誰も事情がなければ週頭にデートしようなんて思ってもみないわけです。そういう気持ちになれないわけですよね。


そして、ぜひこれまでのデートを振り返って見てください。


たくさんデートをしていれば、何回かに1回くらいは、「あ、今日のデートはあんまり盛り上がってないな私」というテンションのときがあると思います。


そして、だいたいその原因って、彼以外の部分じゃないでしょうか。


例えば、その日仕事で失敗してしまって気が重いとか、テスト勉強が正直思うように進んでいないままデートを迎えてしまってちょっとそっちが気になってデートどころじゃないとか、そういうの。


楽しくデートをするためには、これまでのデートでうまくいったデートスポットとか、話題とか、そういう”成功体験”を使うとうまくいく、という考えかたってあると思いますけど、本当は”デートで何するか”よりもっと前で勝負は決まっている。つまり、”デートに臨むふたりの気分”で、成否が分かれてる。(もちろん、デートで何するかも大事だけど、それだけじゃなくてねっていうお話です。)


ですから、過去のデートの経験からふたりが一番楽しめるデートを探し出そうとするときには、デートの最中の出来事だけじゃなく、こういう観点から見てみることをおすすめします。

■「私のせいなのかな」は不毛

デートに限らず、LINEで連絡をしてるときでも、彼のテンションがなんだか少し低かったり、ちょっと機嫌が悪そうなとき、「よくわからないけど、私のせいなのかな」と”まず”思うのは、私に言わせれば不毛な考えです。


ポジティブシンキングでもなんでもなく、好きな人と会ったり会話をしたりしていて、あまり楽しそうじゃないだなんて、普通じゃありません。だって、コミュニケーションをしていて楽しいからこそその人のことが好きだと思うんですから。だから、原因は、私以外にあるはず。私なら、当たり前のようにこう思います。


そして、それを前提に、彼のために何ができるかを考えてあげたい。例えば、私とレストランでご飯を食べてても、上の空であんまり話を聞いてくれないのは、(私といてもつまらなくなったからじゃなくて)週末通してやらなくちゃいけない仕事ができて気が重いからなんじゃないかと思えば「お家に帰って一緒に休む?」と提案ができるようになります。


そこで「私のせいかも」と一瞬でも思えば、本当は彼に元気を出してもらうために頑張るべき私が、彼と一緒になって落ち込んでしまうかもしれませんし、もっと単純に、(悪いことをした覚えはないのになんかムカつかれてるんですけど・・・・・・怒)と勝手な被害妄想をもって、「ねえ、私なんか悪いことした? 言いたいことあるならはっきりいってよ」とすれ違いが生まれてしまうかもしれません。


繰り返しますけど、よほど自分でも思い当たるような原因がない限りは、「私のせい」ということはないはずです(と、私は思います)。そして、理由もなくそう思い込んでしまうことで、ひょっとしたら機嫌が悪い彼が本当は私に対して「癒してくれよ」と心の声で求めているかもしれないのを聞き逃してしまうかもしれない。


彼氏があんまり元気じゃないとき、反省することが彼女の役割じゃありません。


「私、何をした?」と考えても、あなたは何もしていないんだから、建設的な答えは見つけ出せません。でなくて、「何のせいなんだ? 仕事かな? じゃあ愚痴を聞いてあげようかな」とかいう外向きな考え方が、自分にとっても、彼にとっても役立つ思考回路なはずです。(遣水あかり/ライター)


(ハウコレ編集部)

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