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褒める時のポイントは”〇〇”を褒めること!少しの工夫で反抗期を乗り越える方法

  • 2018.4.16

こんにちは、こじらせ美容オタク家のともです。

特に10代になってくると口が悪くなってくるのが子供というもの。

その年齢は“思春期”とも呼ばれ、何を言っても「ウザい」「うっせーんだよ」 と言い返されたり、時には全て無視されたり…あの小さかったお喋りする前のかわいい我が子は何処に?と、同一人物とは思えない変貌ぶりすら感じられます。

そしてそんな口の悪さに親の方が疲れて果ててしまうことも。

しかし、もしかしたらその子供の口の悪さや反抗的な態度は親の子供へ対しての話し方に問題があるかもしれません。子供の思春期の心理を理解せずに、小さな子供の頃と同じように接してしまっていては、心のズレは必ず生じてしまうのです。

そこで“子育て”から“子つきあい” をするべく、口の悪い子供のしつけ方をアドラー心理学から解決します。

●(1)子供の話を聞くことを優先

思春期になると、誰でも自分の意見を持つようになります。それなのに親が子供の話を聞いてくれないとどうなるでしょうか?

「何やってたの?もう9時過ぎてるわよ。夜遊びばっかりして、ダメな子ね!」

と帰りが遅い子供に母親が怒ったとします。

しかし子供には子供の言い分があるのです。たとえば部活の先輩がまだ残っていたから、とか、友達の悩みを聞いていた、とか理由があるのに唐突に怒られては「うるさい」と、もうその話しをたくなってしまいます。

そのため、ポイントは“ちゃんと理由 を聞いてあげること”。

こんな風に言い方を変えてみましょう。

「こんなに遅くなるなんて…心配したのよ。何かあったの? 」

と、理由を聞いてあげるだけで子供が無視をしたり不機嫌になるようなことはないのです。

●(2)子供と勝負しない

10代になると、子供は“親に支配されたくない”という気持ちが強くなります。

また“勝つか、負けるか”の理想主義者 になりがちなのもこの時期。
親と対立することによって主導権争いをしようとるすため口が悪くなってしまうのです。

「こんなに毎日遅いなんて!9時まで帰ってこないと晩御飯抜きよ!」と怒ったとします。

しかし、これでは逆効果。
子供の反抗心に火をつけてしまうからです。

ここでは“引き分け”を狙って話すことが大切になります。

「9時までって言ってたけどせめて7時まではどう?それなら一緒に夕飯も食べられるし…」
「7時とか早すぎて無理だってんだよ」
「なら8時とかはどうかな? お母さんも一時間我慢するから…」
「わかった!一時間ぐらいなら…できるだけそうするよ」

と、お互い譲歩するかたちで、妥協点 を見つけていきましょう。
これなら引き分けということで、子供も納得するのです。

子供に“負けた”と思わせないように上手に交渉するのが、親の役割ということ。

●(3)行動を褒めてあげよう

子供が勉強を頑張った時、つい「本当に頑張り屋さんやね!」と褒めたりしていませんか?

実はこれは“人格” にフォーカスして評価していることになってしまっているのです。

勉強を頑張った時には「一生懸命頑張ってくれて、お母さん嬉しい」と褒めてあげましよう。

これが“一生懸命頑張った”という“行動” にフォーカスしての褒め方。
同じ“褒める”ですが子供に対する影響は変わってきます。

常に人格のみ評価された子供は、他人に褒めて欲しいのみの子供になってしまい、褒めてくれなくなると途端に反抗する行動に走ってしまうのです。

またそれは叱る時も同様。

たとえば中学生の娘がピアスを開けようとした場合

「ピアスなんてダメよ!不良じゃないの!」

と、叱るとこれは人格否定になります。

一方で、

「お母さんはあなたがいい子だとはわかっているの。でもピアスだけは賛成できないわ。考え直してくれたら、お母さん嬉しい」

と、その行動を否定した言い方を選ぶのです。

「〜してくれてうれしかった」
「〜したら悲しい」
「〜してくれて有難う」

と、行動に対して褒めていくと、子供は徐々に“人が喜ぶことは何か”“人を悲しませることはなにか”を学んでいくことができるのです。

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いかがでしょうか?

10代を過ぎると子供を“育てる”のではなく“付き合おう”とする姿勢を大切にすること。

そうすることで、どんな時も“つながっている”という絆をお互い感じられ、きちんと話すきっかけもつかめるようになるのです。

●参考文献/アドラー博士が教える 10代の子には親の話し方を変えなさい 星一郎

●ライター/とも
●モデル/貴子

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