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パリのエデン・ロッジで緑のエコ・ラグジュアリー滞在を。

  • 2018.4.16

パリにこんなホテルがあったとは!と驚かせるEden Lodge(エデン・ロッジ)。通りからは見えないが、2つめの扉をくぐると緑あふれる庭の奥に2階建ての宿が待っている。マダガスカルに2つのホテルを経営しているオーナーが3年間の工事を経て、2015年にここをオープンした。木とガラスでできた建築物は、断熱も防水も万全。ウッドチップを燃焼する暖房、屋根にはソーラーパネルを備え、電気はすべてLED……ドイツ生まれのパッシブハウスを意識して建築されている。つまり最先端の省エネハウスに宿泊する、と思えばいいだろう。

木とガラスで作られた2階建ての家。庭に向かって開かれた1階のパブリックスペースに置かれているグリーンの家具は、60年代のSvaneソファだ。木の壁へのオマージュとして、古いアメリカのマッチのコレクションが壁を飾っている。

パリにいるとは思えないリラックスした静かな時間を過ごせるエデン・ロッジ。庭はスズラン、クレマチスなど香りのある白い花でまとめたそうだ。中央には2階建ての建物をはるかに超える高さの木が立っている。
photos:Stéphane Frances/Only France

最低6室なければホテルとカテゴライズされないということで、5室のエデン・ロッジは正確にはメゾン・ドットとなるそうだ。中央のパブリックスペースを挟んで、右側の2フロアに3つのスタンダードルーム(各30平米)、左側の2フロアに2つのスイート・ルーム(各50平米)という構成だ。小分けにせずに、ゆったりとした造りの部屋での滞在は、とても快適。パブリックスペースだけでなく室内にも、ホテルとは思えないようなヴィンテージの椅子が置かれ、鏡やオブジェが飾られていることに驚かされる。これらは協同経営者のひとりであるフレデリックの個人コレクションからの品だというから、なんとも大盤振る舞いのインテリアである。

2階の部屋のテラスからは緑の庭が一望できる。滞在に来るパリの住民もいるというほど魅力的な宿だ。photo:Stéphane Frances/ Only France

部屋ごとに壁紙もランプも異なるので、ホテルのすべての部屋に泊まってみたくなる。photo:Stéphane Frances/ Only France

シンプルにまとめられたバスルーム。マダガスカルの女性たちに編んでもらう特製の数珠カーテンが素敵だ。トイレはバスルームとは別に設けられ、自慢の日本製トイレには説明書きをつけている。photo:Stéphane Frances/ Only France

客室、パブリックスペースに惜しげもなくデザイン家具やオブジェを配している。アルネ・ヤコブセンの椅子や、ブルレック兄弟の棚なども見つけられる! photos:Mariko OMURA

ターブル・ドットが中央に備えられた食堂が1階にあり、ここでの朝食はパン、ハム類、果物……すべてビオだ。エデン・ロッジの屋根では養蜂をしているので、朝食の蜂蜜は自家製! 宿泊客は食堂の冷蔵庫、電子レンジを一日中、自由に活用できるので、滞在中の食事をレストランばかりに頼らず、好きな時間に手軽に済ませることも可能だ。

メゾン・ドットらしい食堂。室料には2人分の朝食代も含まれている。photo:Stéphane Frances/ Only France

オーナーのフレデリックのコレクションから、1950年代のリッジウェイ社“Homemaker”プレートが食器として使われている。photo:Mariko OMURA

セラミックのコレクションも、さりげなく……。photo:Mariko OMURA

地下鉄最寄駅は2番線のアレクサンドル・デュマ。地図で見るとちょっと中心から外れているように見えるけれど、パリは小さい。乗り換えを含め、例えばレピュブリックまで10分、オペラまで20分で行ける。それに人気のレストランやブティックの並ぶオーベルカンフ通りやサン・モール通りも近く、パリを楽しむのに困らない場所にある。次のパリ滞在、隠れ家のようなエデン・ロッジにしてみては? 予約はホテルのサイトでするのが最適だそうだ。プロモーションを提供していて、時期によるが、例えば3泊分の代金で4泊できたり、5泊以上の長期滞在は15%オフといったサービスがある。

Eden Lodge
175, rue de Charonne
75011 Paris
tel:01 43 56 73 24
www.edenlodgeparis.net
resa@edenlodge.net

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