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【GW子連れ旅行特集】全国の中で地名度は低いけど…。山陰(鳥取・島根)編

  • 2018.4.10
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こんにちは。元添乗員ママライターのゆかりんごです。

もうすぐゴールデンウィーク。
お出かけの予定は立てられましたか。

元添乗員の筆者がオススメする子どもと訪れてほしいスポットを5週にわたってご紹介しています。
第1回目は北海道、第2回目は九州、そして第3回目の今回は山陰(鳥取・島根)です。

人口が全国都道府県ランキングの最下位と46位の鳥取県と島根県 (2017年調べ)。
地図上でどちらがどちらなのかハッキリしないという人がいるほどです。

しかし、そんな山陰地方の鳥取県が、ミシュランガイドにクローズアップ されました。

毎年発行されているミシュランガイド京都・大阪」に、鳥取県の飲食店と宿泊施設を加えた「ミシュランガイド京都・大阪+鳥取2019」が2018年秋に発行されることになりました。毎年発行されている都市版ミシュランガイドに他県を追加するのは初めてのことです。大阪からは比較的近く、鳥取市街地まで車で所要時間2時間半ほどです。

今、なにかと大注目の山陰から、子連れで行くオススメのスポットをご紹介します。

●(1)人気ナンバーワンの鳥取砂丘(鳥取市)

鳥取県と言えば一番に鳥取砂丘を思い浮かべる人が多いようです。

海岸砂丘として国内唯一天然記念物 に指定されています。砂丘入り口よりぜひ真正面に見える「馬の背」まで子どもと裸足で歩いてみて下さい。標高46メートルの砂の壁を登り切ると日本海を望むことができます。

筆者の娘が2歳4か月の頃に初めて一人で歩かせましたが、往路はほとんど一人で歩ききりました。
珍しい砂一面の景色に訪れる子ども達ははしゃぐこと間違いないでしょう。

砂丘に隣接する砂丘駐車場は有料ですが、真正面にある飲食施設「砂丘会館」の駐車場は無料で利用できます。
こちらにはオムツ替えのできる多目的トイレもあります。

また、砂丘前の道路が混雑している場合は、手前で「砂丘センター」 に向かって下さい。砂丘センターから砂丘まではリフトに乗って向かいますが、道路の真上を通るので、子ども達にとっては楽しい乗り物になります。もちろん、この砂丘センターにもオムツ替えができる多目的トイレがあります。

砂丘ではサンドボードやサンドスライダー をして楽しむアクティビティーもあります。筆者も体験したことがありますが、スノーボードをしたことのない運動音痴でも、ソリ感覚で楽しむことができました。サンドボードは10歳以上の年齢制限 がありますが、サンドスライダーは親子でボードに乗り、ソリのように滑って降りるので小さい子どもでも楽しめます。

砂丘で遊んだ後は、入り口横にある砂洗い場で足を綺麗に洗って帰ることができます。

また、天気が良ければ夜の鳥取砂丘も訪れてみて下さい。
満天の星空 を見上げることができるのでオススメです。

このように鳥取砂丘は人気の観光地ですが、夏はオススメしません。 なぜなら炎天下にさらされた砂は高温になり、やけどをするからです。たとえ靴を履いていたとしても、細かい砂の粒子が入り込み、靴の中でやけどします。

ぜひゴールデンウィークに訪れてみて下さい。

●(2)大山の自然の中で思いっきり体を動かして(鳥取県米子市)

東の富士山、西の大山と言われるほど美しい山の景色のもと、子どもと全身を動かしてみてはいかがでしょうか。

●・森の国 大山フィールドアスレチク

西日本最大規模のフィールドアスレチックがある自然体験施設です。

アスレチックはまだ難しい幼児にも2~3歳向けの遊べるコーナーがあり、幼児から小学生以降の子どもまで冒険しながら遊べます。木工作品などもの作り体験や、カブトムシの幼虫採集 など自然体験もあります。

また、キャンプ場も併設しているので、施設内で遊ぶほか、周辺施設へ足を伸ばして、2日間にかけて大山を満喫することもできます。キャンプ場は、用具等全てレンタルができることはもちろん、キャンプ初心者のための1泊2食付きキャンプ体験プラン もあります。

ゴールデンウィークの時期は、日中は動くと汗ばむほどでも、朝晩は10度前後まで冷え込みますので、上着は必ず持って行きましょう。

施設内には赤ちゃんルームとして授乳室やオムツ替え台もあるので、赤ちゃんが一緒でも安心です。

●・大山まきばみるくの里

森の国から少し標高が上がると大山がさらに間近に見えてきて、まもなく無料施設の「みるくの里」 に到着します。
旅の途中でぜひ立ち寄ってほしい休憩スポットです。

こちらは何と言っても牛乳をたっぷり使った特製ソフトクリームが大人にも子どもにも大人気です。売店の前の広い芝生の上でシートを広げて寝そべっても良いですし、ボールやシャボン玉で遊んでも良いでしょう。その他、新鮮な生乳を使ってアイスクリームやバターを手作りする体験プランもあります。

売店の真正面には海、裏側は大山が綺麗に見えて、近くには放牧された牛たちがいます。
まさに自然に囲まれた山の景色を味わうことができます。

なお、売店内に簡易の授乳室があり、オムツ替え台もあります。

●(3)SL列車を楽しむ若桜(鳥取県八頭郡若桜町)

若桜鉄道の終着駅若桜駅はSL列車を間近で見ることができるので、電車好きの子どもにはオススメです。

構内のSL列車は入構券を購入して見学することができます。

蒸気機関車を運転するための設備が残っていて、手動の転車台もあるので、まるで「きかんしゃトーマス」 の世界です。

ゴールデンウィーク中の5月1日から8日まで期間限定 でピンク色のSL列車がやってきます。
駅構内を走行させる予定ですので、ぜひこの期間に訪れてみて下さい。

●(4)森カフェ巡りの智頭町(鳥取県八頭郡智頭町)

鳥取県八頭郡智頭町はかつて林業が栄えた町で、「杉の町」と言われるほど町全体が森に囲まれています。

最近、その智頭町でカフェ巡りがクローズアップされるようになりました。古民家を利用したカフェなどが山間に点在していて、無添加パン、自家製野菜のランチ、こだわりのコーヒーなどが提供されています。

「森カフェめぐりスタンプラリーin智頭町」のパンフレットも発行されていて、14か所のカフェが紹介されています。
このパンフレットはインターネットでもダウンロードできるので、ぜひ準備してお出かけ下さい。

小さな子ども連れでも入りやすい保育園を改装したカフェやキッズスペースのあるカフェもあります。
筆者も子どもが1歳半頃に廃校した小学校を利用したカフェを訪れました。

自家製野菜を使った食事とおにぎり をいただきましたが、手作りの優しい味で、大人と子どもでシェアして食べることができました。ママの森林リフレッシュを兼ねてゆったりカフェ巡りをするのも良いですね。

●(5)浜田市世界子ども美術館で子どもと美術を楽しんで(島根県)

小さい子どものうちから美術に触れて感性を養ってみてはいかがでしょうか。

子ども向けの美術品などが展示されているほか、子どもと一緒に創作活動イベントも定期的に開かれています。

2018年5/27まで「遊べる木のおもちゃ展」 が特別開催されています。地元も人はよく訪れているようですが、観光客は少ないようですので、天候に左右されずゆっくりと見て作って楽しめます。美術館はどうしても子ども連れでは訪れにくい施設ですが、子どものための美術館で創造力を育んでみましょう。

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以上いかがでしたか。

今回は山陰地方のうち、主に鳥取県をご紹介しました。

島根県も世界遺産に登録された石見銀山があり、見どころがまだまだ多くあります。

人口は少ないけれど、自然はいっぱいの山陰。
観光だけでなく、海の幸、山の幸も新鮮で美味しく、きっとお腹も満足することでしょう。

ぜひこの機会に山陰に足を運んでみて下さい。

【参考リンク】
・日本ミシュランタイヤ(http://www.michelin.co.jp/JP/ja/news/2018_1/0314.html)
・鳥取県観光連盟 鳥取県観光案内「とっとり旅の生情報」(http://www.tottori-guide.jp/tourism/tour/view/6)
・森の国 大山フィールドアスレチック ホームページ(http://www.sanin.com/daisen/morinokuni/)
・パンフレット「森カフェめぐりin智頭町」(http://www.chizu-sekiyu.com/moricafe/moricafe_stamp.pdf)
・浜田市世界こども美術館ホームページ(http://www.hamada-kodomo-art.com/)

●ライター/ゆかりんご(元添乗員ママライター)

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