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本が散らかっている方必見!たくさんの本をどうやって整理したらいい?

  • 2018.4.7

こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。

海外生活、自分の好きな本を手に入れて読むのは一苦労。子育て中に日本語の絵本を手に入れるため、ひと財産費やしたような気がします。

ひと財産こそ大げさですが、日本にいれば当たり前のように書店や図書館にある本も絵本もない海外暮らし。
日本語の本類はまとめて大量に購入して取り寄せることになり、我が家は本で埋もれていきました。同じ町で暮らす日本人の知人宅も似たようなもの。

そんな私たちが本をどうやって整理し収納しているか、ご紹介したいと思います。

●本を選別する

本が増えて整理に困る場合は、本の再読率で選別するのがおすすめです。我が家の場合は次の5つに大きく分けていきます。

①これから読む本
②今読んでいる本
③読み終えたけど近いうちにまた読む本
④読み終えて当分読まない本
⑤もういらない本

同じく海外在住日本人の知人で本好き、かつ本がきちんと収納されている印象の強い3人、Iさん(インターナショナル校のパートタイマーライブラリアン)、Tさん(日本語講師)、Aさん(3人の子のママでアテンダント)にも聞いてみましたが、おおまかには似た選別方法を用いているそうです。

●すぐ読まない本を収納する

我が家では本の置き場を複数個所作っています。

本が増えてくると、リビングや自室にいくら本棚を設置しても、そこには入りきらずに床から本の塔が立ち始め、連立する本の塔から探している本を見つけるのも、取り出すのも至難の業。

そこで、①と④と⑤は収納袋に詰めて 、ベッドの下に詰め込んでしまいます。

この収納袋は通販などで手に入るもので、表が透明。
本の背表紙が見えて 、探し物がパっと見つかる優れものです。取っ手がついているので、引っ張り出すのも簡単。

ベッドの下にスペースがない場合には、クローゼットや押し入れの隅や床を使ってもいいでしょう。
「収納袋入りの本の両横にレンガをおいて柱がわりに上に板を渡すとすっきりするよ」とは、クローゼットの床を使うTさんのアイディアです。

●手元に置きたい本を限定する

手元に置きたい本は冊数を限定します。

「リビングのテーブル、ベッドサイドには、今、またはこれから読む本を数冊ずつおけるように、ブックエンドや本専用のカゴを置いている」というのはAさん。
我が家には、一人3冊まで本棚から本を出して持ち歩いていい というルールがあります。

読み終えた本は、原則として収納袋行きですが、再読率の高いものや見栄えの良いものは本棚へと移動させます。
そして、もう読まないものは、友人に回すか古書店へと持ち込み、滞留させません。

手元に置く本を限定することと、本の振り分け手間をこまめにかけることで、本の塔化をかなり防ぐことができ、本の在りかがパっと見てわかる状態をキープできます。

●狭くても小さくても本専用スペースを設ける

書庫は本好きの憧れです。
一部屋丸々書庫にできるという恵まれた人は多くありませんが、たとえ狭くても、本専用スペースの有無は本の収納をガラリと変えてくれます。

作家の小林信彦氏も、著書「〈超〉読書法」の中で「理想的なのは、大小にかかわらず、書庫を作ること です。」と語っています。

友人Iさん宅ではトイレの壁と天井を、Tさん宅では物置をミニ書庫 にしています。どちらも、大きな動作をしない場所なので、かなりキチキチに本棚を設置したり作ったりすることが可能。

本好きなら、たとえトイレだろうと狭かろうと暗かろうと、そのスペースにいるだけで幸せ~な気分に浸れます。

●まとめとして

我が家では、廊下の片面に直接棚を作ってしまいました。
4mほどの間に絵本・ハードカバー・文庫などが計500冊以上収まっています。

子どもにとって、絵本の表紙が見えているかどうかは読書意欲に大きく影響します。
そこで、棚の中段の1段は浅く斜めに作って、絵本を立てかけて置いたりそのまま読んだりできるようにしました。

子どもの成長とともに、その場所はお気に入りの本の展示場として、またはフォトフレーム置き場にもなってきています。

【参考(引用)書籍】
〈超〉読書法 小林信彦 文芸春秋

●ライター/さとうあきこ
●モデル/貴子

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