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4歳息子が女の子の遊びに没頭!それでも親が全く心配する必要ない理由

  • 2018.4.6

こんにちは。ママライターのあしださきです。

せっかく幼稚園に通い始めたのに、いつも女の子たちと一緒になって、「おうちごっこ」や「お人形遊び」をしているうちの男子 ……大丈夫だろうか?という心配はありませんか?

しかし、目の前で女子と楽しく遊ぶそんなわが子に対して、「もっと男の子らしい遊びをして欲しい。」 「異性ばかりでなく同性のお友達を増やして欲しい。」と悩む必要はないのです。

本記事は、まず筆者の実録が例になっています。

さらに、男の子の育て方に関する書籍(※)の中には、女の子と遊ぶのが上手な男児は「将来モテ男になる可能性」まであるといわれているのです。

今後、乙女と戯れるわが子にハラハラしながら「〇〇くんと遊んで来たら?」と無理やりサッカーをさせるような不自然な働きかけは不要になりますよ。

●女の子ばかりのクラスで唯一の男子、女の子の遊びを極める

筆者の第2子、上に3つ年上の姉を持つ長男は、生まれた瞬間から女の子のいる環境 で育ちました。

そんな長男がどんな幼稚園時代を送っていたのかというと…

・同じ学年のクラスメイトは女の子だけ!
本当に驚いたのですが、幼稚園に入るとクラスに年少さんの女の子が5人、男の子は息子 だけでした。3年間クラス替えなしということで入園当初はかなり不安で、担任や園長先生に「男の子と遊べないまま3年間過ごすことがないように配慮して欲しい。」と直談判しに行きました。

・プリンセスのコスプレを率先して始める年中時代
家にお友達を呼ぶと、プリンセスが大好きな女の子達に姉の持っているドレスを貸してあげようと世話を焼く息子。しまいには自分が1番ドレスを着るのにハマる始末……。これには親として、息子の行く末を案じずにはいられませんでした。

・変化が現れ始めた、卒園直前
息子は幼稚園時代の大半女の子とばかり遊び、そのさりげない溶け込み方は「巧みの技」と言える程でした。しかし、卒園を目前にして明らかな変化が。男の子が集めているカードダスに興味を持つと、 同じ趣味の男の子を見つけて、自分から関わりを持とうとし始めたのです。

こうして小学2年の現在、息子の周りには男の子の友人がいっぱいです。

遊び方も180度変わりました。 くだらない冗談ばかり言っては、「おバカね、男子は。」と女の子たちから冷笑を買っている、そんな普通の男の子に成長しています。

「同性のお友達と遊ぶチャンスはこれからたくさんあります!」

女の子の遊びを好み、同性のお友達とあまり関わらないという3歳児・4歳児・5歳児のママさんたちにアドバイスできることは、このたった1つのことです。

環境に左右されやすい、また適応する力が潜在的に備わっていると言われる幼児期。モンテッソーリ教育では、この時期「子どもが自発的に興味関心を持つ対象にじっくり向き合うのを大人が妨げない」という考え方があります。

お子さんが選んだのがたまたま「女の子が好む傾向のある遊び」であったということで、子どもにとっては自発的な選択です。それを気が済むまでじっくり取り組んでいる 、今はその段階ということになります。

それを大人の都合で中断させることのないよう気をつけましょうね。

●親が心配をしなくていい理由

1.気が済めば、子どもは自然とその遊びをやめるから
自発的選択を妨げず、心ゆくまで没頭したあとは、次の段階へ子ども自身が進んでいきます。

2.環境の変化に伴い、遊びかたに男女の傾向が顕著に表れるから
幼稚園を卒園し、小学校に入ると環境がガラリと変わります 。子どもはそこに順応していきます。

・男の子の傾向(1~2年生頃)
同じ趣味の共有・ダイナミックな動きのある遊び・競争を好む

・女の子の傾向
同学年で安定性のある交友集団を形成・物を作る遊び(お絵かき、パズル、砂遊び)を好む

こうして男児と女児両者が自然と別れて遊ぶ時期 になるのです。

今のママの心配は時間とともに解決していきます。
じっくりと見守っていてあげてください。

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いかがでしょうか?

今後、お子さんを見守るママの心にゆとりができるでしょうか。

小さな心配を日々いくつも抱えているのが母親の宿命でも、いつも笑顔でいたいものですよね。

●出典
・『男の子の育て方~「結婚力」「学力」「仕事力」。0~12歳児の親が最低限しておくべきこと。』諸富祥彦(著)WAVE出版

・『モンテッソーリの幼児教育 ママ,ひとりでするのを手伝ってね!』相良敦子(著) 講談社

・研究ノート 子ども社会研究16号『子どもによる性別の境界形成と保育者の関与によるその乗り越え-ジェンダーに敏感な保育に向けて-』 片田孫朝日

●ライター/あしださき
●モデル/貴子

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