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強迫性障害ってどんな病気? わが家の夫の場合【崖っぷち主婦の赤裸々ダイアリー 第12話】

  • 2018.3.27
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今回は、我が家の夫まことくんが付き合っている病気「強迫性障害」についてです。

うつ病やパニック障害などに比べると認知度はイマイチなのですが、ひと口に強迫と言っても本当にさまざまな症状がありまして…。

夫の症状を簡単に紹介したいと思います。

専門書には以下のように書かれています。

強迫性障害とは、自分でもコントロールできない不快な考え(強迫観念)が浮かび、それを振り払おうとして様々な行為(強迫行為・儀式)を繰り返して日常生活が立ち行かなくなってしまう不安障害です引用元:図解 やさしくわかる強迫性障害(ナツメ社刊)
例えば、玄関の鍵をかけたかどうか気になって途中で引き返すという行為が1回だけならば、それはよくあることだし、ちょっとした心配性のレベルでしょう。

しかし、強迫性障害になると、その行為が2~3回では済まなくなり、10回20回と同じ確認行為を繰り返すのです。

そうなると、会社にも約束事にも遅刻するようになるでしょうし、日常生活のほとんどの時間を強迫行為にとられてしまうことになる。

こうなると、もう日常生活にかなりの支障が出てきます。

そこが、「心配性」との大きな違いだと思います。

漫画に描いたように、まことくんは「車のサイドブレーキ」が強迫対象になりやすく、勝手に車が動いているんじゃないかというあり得ないようなことを怖がっては、何度も駐車場を確認しに行っていた時期もありました。

そして調子が悪くなると…。

こういうことが、冗談ではなく我が家ではしょっちゅう起きます(笑)。決して本人はふざけているわけでもないし、わざとでもありません。

そして、自分が不条理なことをやっていることも、わかっているのです…!!

さっき免許証を返してもらったのは覚えている。
だけど「確信」が持てない。
「確信」が持てないのが不快だから、確認行為をせずにはいられない。

こんな感じだそうです(本人いわく)。

他にも、スーパーの買い物かごの中身が空になったか確信が持てなくて、いつまでもじっと見たり触ったりして確認を続けたり、コインロッカーの中に忘れ物がある気がしていつまでもその場を離れられなかったり、本当に様々なところに強迫の影響が出てきます。

まだ認知度が浅い病気ですので、ただの心配性で片付けられることが多いのですが、日常生活に影響を及ぼすのであれば、一度専門機関に相談するのも1つの解決策になるかもしれません。

※強迫性障害の症状は人それぞれです。ここに書いてある症状がすべての人に当てはまるわけではありません。
(龍たまこ)

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