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背伸びは必要ないかもよ?「今すべき恋」をしていこう

  • 2018.3.22
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小学生の頃、塾に通っているおかげで周りよりもすごく勉強が進んでいて、みんなよりも色々知ってることを自慢したいのか、授業のときに何でもかんでも自分で答えたがってる友達っていませんでしたか?


別にそういうのって「悪い」とかじゃないんだけど、なんだか、「違和感」はありますよね。意識高いなぁと遠目で見ることはあっても、自分はそうなりたいとまでは思わないんですよね。


これって、なんだか、背伸びをして「大人な恋」をしようとしている人からも同じ空気を感じるんです。
どちらも、「今すべきことを一生懸命やってれば、それでいいのに・・・・・・」ってはたから見ていて思うからかもしれません。

■なんで焦る?

学校があるのに、わざわざ塾に通って先回りして勉強すること。これは恋愛で言えば、高校生のときに大学生と付き合うこととか、大学生のときに社会人と付き合うこととか、「同年代の男子は幼稚だから」って言いながら背伸びな恋愛をしているのと似ています。
たしかに「先取り」って、いい気分ですよね。


みんなが四則演算しかやってないのに、自分は「x」を使った方程式を解けるんだぞとか、みんなは電車でデートに行って、ゲーセンとか行って終わりかもしれないけど、自分はドライブデートもしてるし、ラブホテルだって行ってるんだぞとか、優越感があります。


だけど私は、小学6年生で早くも中学校1年生の英語を勉強してることを自慢げに語ってくる友達を見ていて、「どうせ放っておいても勉強するのに、なんでわざわざ先回りする必要があるんだろう」と思っていましたし、大学生の頃に社会人と付き合っている友達の惚気を聞き流しながら「なんでわざわざ『今』社会人と付き合うんだろう。もう数年待てば、それが普通になるのに」と思っていました。

■「今」は二度とない

でもたしかに、背伸びな恋愛をすることは、まるで大人の世界を覗き見ているような気がして、とてもロマンチックです。興味本位で、それをちょっとかじってみるのもいいかもしれません。


だけど覚えておいてほしいのは、社会人の男性にとって、学生の女の子と付き合うなんてそれこそ赤子の手をひねるようなもので、知識と経験だけで余裕で翻弄できるし、だからこそ、本気になって怒ったりしないし、相手がイライラしてもやんわりとなだめることができる。それが「大人の魅力」を感じる理由ではあるんだけど、(もちろん例外があるってこともわかった上で)あえて強めに言うのなら、本気じゃないってことは、イコール「遊んでる」ってことかもしれないわけですよ。「若さ」とか「女子大生」とか言うブランドに釣られてるだけで、それこそ相手が社会人になったら、また次の「若さ」や「女子大生」のブランドを採りに行くだけなんですよ。


背伸びをするとき、文字通り、地に足ついてなくて、足元がフラフラして、立ってるので精一杯で、事態を客観的に把握することができなくなりがちです。大人な恋愛の世界に急に飛び込むと、色々と新鮮すぎて「自分が遊ばれている」ということにすら気がつかなくなりがちです。


逆に私は、「今しかできない恋愛」っていうのも、何ものにも変えがたい大切なものだと思うんです。なんだか精神論チックになってしまいますが。


人は誰でも、焦らなくても、大人になるし、老けます。若い頃は、大人なものに憧れがちなんだけど、逆に大人から見れば、若い頃しかできないことって、すごくほしいのに、何億円払っても絶対に手に入らないものなんです。


若い頃の恋愛って、デートのたびにケンカしてたし、お互い「仲直りの仕方」もわかんないから、その度に別れそうになっていたし、でも、手を繋ぐだけで信じられないくらい幸せだったし、プリクラを撮るのもめっちゃ楽しかったし、とにかくお互いに全力で全身全霊でぶつかりあっていて、お互いにどうやって上手に愛すればいいかを知らなかったからこそ、もう信じられないくらいに、底なしに相手のことを愛しまくってしまいます。ポジティブもマイナスも、全部が全部、100%です。


だから苦しいときは死ぬほど苦しいし、投げ出したくなることもたくさんあるかもしれませんが、私を含め、「大人」はみんな、そういうの、すごく羨ましいし、「今しかできないから、全力で楽しんで!」って心から思ってる。


「そんなこと今言われてもよくわかんないよ・・・・・・」って思うかもしれませんが、いつかきっとわかる。社会人と付き合うことなんて、全然特別じゃない! 制服デートなんて、一生の思い出なんだっ! スーツ姿にうっとりしてる場合じゃないよ! 大人になったら、40年間毎日腐るほど見て、なんとも思わなくなるんだから。


みなさんがこっち側に来たときに、「あれやっておけばよかったなぁ」と思うことがないことを、ただただ強く願っています。そして、応援しています! 頑張れ! 青春を全力で駆け抜けて!(遣水あかり/ライター)


(ハウコレ編集部)
前田怜里/モデル)

島崎雄史/カメラマン)

JYO/ヘアメイク)

辻野祐馬/ディレクション)




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