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子供おばさんは、“本当の愛”を勘違いしている/子供おばさんから大人女子になる方法

  • 2018.3.20

子供おばさんは、“本当の愛”を勘違いしています。好みのタイプの男性と出会い、付き合いたくなると、「この思いは、愛である」と思ってしまうのです。
でも、そのときにある思いはまだ、“自己愛”に過ぎません。「自分にとって好ましいものがあるから、手に入れたい」というのは、“自分に向けた愛”に過ぎないからです。

まだ相手の表面的なところしか分かっていないにも関わらず、「相手を自分のものにしたい」という欲求は、物を欲しがる気持ちとそんなに変わりません。それは、「あのバックは可愛いから、どうしても欲しい!」程度の思いなのです。


本当の愛情とは、「相手を理解し、幸せにしたい」と思えるようになることです。単に「(相手を利用して)自分が幸せになりたい」と思っているときは、まだ“本当の愛”ではないのです。

逆に、子供おばさんの中には、「自分は不幸になってもいいから、相手を幸せにしたい」と思ってしまう人もいます。これも、間違った愛し方です。
基本、自分を愛せていない人が、人のことなど本当の意味で愛する余裕はありません。つまり、「自分を犠牲にしてでも…」と思うときは、「私はそこまであなたの幸せを思っているのだから、あなたからの愛もほしい」と、見返りを求めているパターンが多いもの。無償であるからこそ、“本当の愛”です。つまり、見返りを求めている時点で、それは、愛ではありません。


こういう愛し方をする人は、むしろ自分をおざなりにしていることを(&本来は自分を自分で大切にしなくてはいけない、ということを)、相手の存在のせいにして誤魔化している場合もあるのです。そんな愛情を与えられても、相手もいい気はしないでしょう。

そんな子供おばさんとは違って大人女子は、自分のことも相手のことも愛し、“お互いの幸せ”を考えます。だからこそ、彼も彼女といると心地よくなることが多く、お互いを大切に思いやれる関係が築けるのです。

子供おばさんは「恋に落ちる」ことにこだわる

さらに、子供おばさんは、恋愛を始めるにあたり、「恋に落ちる」ことにこだわります。だから、恋人ができるチャンスがあっても、まだ好きになっていないと、なかなか先に進めません。
でも、正直言ってしまうと、「恋に落ちる」ときにある思いというのは、先ほどと同様、「相手を好ましい」という感情とそう変わりません。つまり、まだ愛ではないことも多いのです。

そもそも付き合ってもいない、外面(そとづら)だけを見せ合うだけの関係であるうちは、お互いのことなんて、なにも分かっていないことも多いもの。それこそ、付き合うことになったときに初めて、お互いの“素”の部分をさらけ出し、相手の欠点を許したり、自分の残念なところを相手にフォローしてもらったりすることで信頼関係ができ、“本当の愛”が育まれることが多いのです。

大人女子は、相手がある程度、好みのタイプで、ここだけは譲れないという条件さえクリアしていたら、交際をスタートさせることもあります。それは、彼女が軽いからではなく、「相手と深く関係を築いていく過程に、“本当の愛”が芽生える可能性があること」を分かっているからなのです。

結局、“本当の愛”というのは、「受け身的に落ちるもの」ではなく、自ら意志を持って、「能動的に相手と深く関わろうと覚悟を決めること」で生まれるものです。だから、そこまでの決意もなく、受け身でいるようでは、まだまだ“お子ちゃまの恋”と言っても過言ではないのです。

大切な人と真剣に愛し合いたいのであれば、きちんと「本当の愛とは何か?」を知る必要があります。それを分かっていないと、いつまで経っても、相手に自己愛をぶつけたり、恋愛関係を築くチャンスを自ら壊したりしてしまうからです。“本当の愛”を理解し、心から愛し合える関係を築きたいものですね。

■子供おばさん…“本当の愛”を理解していないので、相手に自己愛をぶつけたり、受け身的に恋に落ちることにばかりこだわったりして、なかなか愛し合える関係を築けない。

■大人女子…“本当の愛”を知っているので、ある程度好みの相手とチャンスがあれば、関係を深めていくことで、本当の愛が芽生えることを目指す。

コラムニスト・ひかり

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