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まるで泳ぐ美容サプリ? サーモンはすごい

  • 2015.1.25
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スーパーにお買い物へ行き、献立に迷ったときに頼りになるのがサーモン。値段は手頃で美味、調理方法もオールラウンドに対応できる優秀な食材ですよね。しかも、美容や健康にうれしい成分がサプリのように詰まっているのです! 美味しくてキレイに効くお魚、その実力とは?

まずは強力な抗酸化力で知られるアスタキサンチン。白身魚のサーモンが赤いのは、このアスタキサンチンの色素によるもので、中でも紅ザケの含有量は格段に多くなります(100g中2.7mg)。アスタキサンチンの抗酸化力はビタミンEの500倍とも言われ、アンチエイジング成分の中でも最高峰!

カラダを若々しく保ってくれるだけでなく、眼精疲労を癒してくれたり、抗ヒスタミン作用があるので継続して摂取することでアレルギー反応を抑えてくれる効果も。花粉症対策としても見逃せませんね。

このアスタキサンチンを効果的に摂るためには、焼きすぎ、煮すぎを避けること。脂溶性の物質なので、身の脂とともに流れ出してしまってもったいないことに。また、他のカロテン類と一緒に摂ると吸収が阻害されるという説もあり、ニンジンやトマトは一緒に調理しない方がよさそう。

逆にビタミンCと一緒に摂るとアスタキサンチンの抗酸化力が助長されるので、レモンやブロッコリは最高のお友達です。キレイに欠かせない要素といえば、肌にハリをもたらすコラーゲン! 実は、サプリやコスメに多用されるマリンコラーゲン、フィッシュコラーゲンはサーモンを原料にしていることが多いのです。ただその多くは皮や軟骨に含まれるので、たっぷり摂取するには工夫が必要。

東北地方には鮭の頭をまるまる調理する「氷頭(ひず)」という伝統食があり、これはコラーゲン爆弾ともいうべき、お肌プルプルの最終兵器。氷頭は食べやすい部分をなますに加工したものがネット販売されていますので、チェックしてみてください。

手軽な方法は皮を残さず食べることですが、苦手な方はカリカリに焼いてスナックにするとよいでしょう。皮を少し厚めに剥いで多めに塩を振り、グリルでパリパリに焼いて短冊状に刻みます。そのまま食べても美味しいですし、おみそ汁の具にしてワサビと白ネギをトッピングすると絶品ですよ。

さらに、サーモンには頭の働きをよくすることでお馴染みのDHA、骨を丈夫にするカルシウムもたっぷり。特にカルシウムは多めに摂取しても吸収されにくい栄養素ですが、サーモンにはカルシウム吸収に欠かせないビタミンDも豊富に含まれるので、至れり尽くせりといったところです。

80歳でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さんは、登山直前にスキーで大腿骨と骨盤を損傷したにもかかわらず、入院中に毎日鮭の頭を食べ続けて驚異的な恢復を遂げたとか。年齢に負けたくない気持ちから、サプリの数がどんどん増えて来ちゃった…なんて時には、サーモンに助けを求めてみては?

・サケの栄養

参考サイト:

・「健康食品」の素材情報データベース

(Kikka)

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