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【男から見た結婚のリアル】第17回 きっと女性は知らない「男にとっての結婚の効果」

  • 2018.3.16
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先日ある男性と話をしていたとき、男にとっての結婚の効果ってこういうことかもしれないと、はたと膝を打ちました。
その男性は、結婚する前は、酒を飲んでは暴れていたそうです。仕事が終わるとなぜか毎晩、お酒が飲みたくなる。飲みはじめのときは、「今日こそはほどほどに飲もう」と決意する。でもお酒が進んでくると、どこかのタイミングで「ほどほど」を測る(計る?)機械がバカになって、とことん飲んでしまう。で、誰かとケンカする……自己嫌悪に陥る。でも翌日もまた……みたいな感じだったそうです。

それが結婚した途端、お酒というものを毎晩欲しなくなったそうです。
「とくに飲まなくても全然OK」とか「飲みたいと思わない」のだそう。
で、まっすぐおうちに帰って、お酒なしで奥さんと一緒に夕飯を食べて、テレビを見て寝るそうです。
子供ができたら、ますますお酒というものを日常的に欲さなくなり、また、たとえば車の運転が慎重になり、仕事では誰ともケンカしないよう理性をしっかりと働かせるようになったのだとか。

ぼくはお酒を飲んでケンカしたことはほとんどないですが(ということは少しはあるということだ)、この彼の言っていることがとてもよく理解できました。
なぜなら、正月が明けてからというもの、お酒を飲みたいとまったく思わなくなったから。
お酒ってほら、気持ちが荒れていたり、淋しかったりしたら、つい飲んでしまうみたいな側面も持っているじゃないですか。
でもここ最近は、荒れる気持ちもないし、淋しくもないから、お酒なしで1万キロくらい歩けそうな気がしています。

ぼくはよく恋愛コラムに「女子は男子より安定感がある。ゆえにすばらしい生き物だ」というようなことを書きます。
安定感というのは、男子のように切れやすくないとか、けんかっ早くないとか、いかなるときも家庭的な雰囲気にさっと戻ることができるとか、なんかそういうことなのですが、結婚したらこのような女子が持つ安定感に心が侵食されていく感覚がある……言われてみればたしかにある……彼の話を聞きながら、こんなことを考えていました。
それにしても以前はなぜ、あんなにたくさんのお酒が飲めたのだろう? 焼酎のなんとか割を10杯飲んだら、きっと3リットルくらいでしょ?
ひと晩に3リットルの水を飲めと言われたら「無理無理」ってなりますよね?
なぜそんな量の水分を、みずから進んで飲めたのだろう?
荒ぶる気持ち? 淋しさ? 今となっては昔の自分をうまく思い出すことができない。(ひとみしょう/文筆家)