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2人目育児で大事なことは”やらないこと”ベース?ママさんが語る時短育児

  • 2018.3.16

こんにちは、佐原チハルです。

育児生活は、日々大変に忙しいものです。お子さんが一人でももちろん、二人以上となれば、忙しさもまた激増します。

二人目妊娠中や、二人目を考えているというママ・パパ達の中には、「一人でもこんなにバタバタなのに、二人に増えたら本当にやっていけるの……?」と、不安になる方もいらっしゃいます。

そこで今回は、二人以上のお子さんを育てている先輩ママたちから、二人目育児での時短方法について聞いてみました!

●1、金で解決できるものには金を惜しまない

「今までしていたのと同程度の家事を、今までよりも時間をかけずにしたいと思うなら、手の数を増やすのが確実ですね。同じ時間でも、人手が2倍になれば2倍の速さでできます。じゃあ人手を増やすにはどうしたらいいか。 一番簡単なのは、お金をかけることです」(60代・2人のお子さんと2歳のお孫さんがいる女性)

こちらは、非営利団体の職員として仕事を続けながら育児を続けてこられた方。お仕事は今も続けてらして、最近では時々お孫さんのお世話もされているそう。大先輩ママさんです。

「これは便利!」とおすすめされたのは、近年の3大家事家電であるロボット掃除機、食洗機、乾燥機付き洗濯機の3つ。「こんな便利なもの、あるなら使わない手はない」とのことです。

「専業主婦の人だと私が稼いでるわけじゃないのに、私がやればいいのに勿体無いって思っちゃうかもしれないけど、そんなこと感じる必要ないの。仕事をしてお金を稼ぐのは、生活のためでしょう。つまり生活のストレスを減らして、楽するためにお金をかけるのは、すごく正しいことなんですよ」

なおお金に余裕がある場合は、家事代行などのサービスを頼むのもおすすめとのこと。

「サービスの人を呼ぶために『ちょっとくらいは家事をしておこう』って気持ちになるから、そういう意味でも便利」とのことでした。

家事に役立つ家電は、年々進化を遂げています。たまには家電量販店を覗いて、自分たちの生活様式を見直してみてもいいかもしれませんね。

●2、子どもにお手伝いしてもらう

こちらは、お金以外の方法で人手を増やす方法です。
「食器は自分で下げる、自分の服は自分でたたむ、とかから始めて、少しずつ家のことをやってもらうようにしていました」(40代・9歳と5歳の子のママ)

お子さんにやってもらう方法の場合、どうしても、最初はとても時間がかかります。

けれどそこは、大変なのは最初だけだと覚悟をして臨むことが必要だそう。

「今すぐの時短にはならないけど、子どもたちとの生活は、まだ何年も続きますから。長い目で見ようって、自分に言い聞かせていました。子どもが小学校に入る頃、入ってしばらくした頃とかって、幼稚園のいまよりもずっと忙しいって聞いていたので、だったら入学前にいろいろ覚えてもらうのがいいのかなって」

またお子さんにお手伝いを頼むのは、時短のためだけではないそう。

「自分のことは最低限自分でできるようにっていうのは、子どもへの教育としても大切なことだと思います。男の子だって、家のことは自分でして当たり前って感覚が身についていないと、今後いろいろ厳しいと思うし」

こちらのママさん曰く、子どもにお手伝いを頼んでからしばらくの間は「相当ストレスがたまる」そう。

なぜなら、自分でやったほうがよっぽど早いから。

「我慢する価値はあったなって、今はすごく思ってますけどね」ともおっしゃっていますが、ストレス耐性と、頼んだものの完成度が低いことへの忍耐力は相当に試されるそうです。

なおお子さんへの教育にあたり、夫さんにもある程度自分のことは自分でするようにしてもらったそう。

「やっぱり、親の背中って大事だと思うので」とママさんは言います。

「やってることも、やってないことも、子どもは見ている」という意識を持っておくことは、家事に限らず重要なことですね。

今すぐにできる”時短”技はもちろん重要ですし、必要です。

一方で、将来を見越し、時短の芽を育てておくこともまた大切なのかもしれません。すぐにできる時短技と、時短の芽を育てること、両方を組み合わせられるとよいですね。

●3、やらないことをベースにする

「時短って、どうしても限度があると思うんです。うちは3人目の時に『あ、もう無理だな』って思った瞬間があって、以来やらない方向をがんばることにしました」(30代・8歳と4歳と2歳のママ)

家事をやらない、というのは、たしかに究極の時短技ではあります。

「まずはやらないことを前提 にして、どうしてもやらなきゃいけないものだけ、いかに手間なく実施するかを考えます。週末だけはやるとか。お米やお水はAmazonの定期おトク便にして、買い物とストック確認の手間をなくすとか」

こちらのママさんは「私、すごく面倒くさがりなので」と言います。

「面倒くさいことはやらない、っていう方向で考えていくと、気持ちも楽になるし負担も減るし、いいことだらけですよ。やらないでいい手間をかけないっていうのは、効率を求めるっていうことだし。やらなくていい家事が多いって状態は、むしろ『私ってすごい!』って褒めていいことだと思います」

たしかに、減らそうではなくやらないをベースにするというのは、重要なポイントかもしれません。

家事と育児の両立、と考えると、どちらもやることが前提になります。

やらないを前提にすることで、より抜本的な解決策にたどり着けることも多いかもしれません。

家事をやらないことで「私ってすごい!」と考えられるようにする、というポジティブな意識の持ち方もステキですね。

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以上、いかがでしたでしょうか。

やらないわけにはいかない項目の多い育児とは違い、家事にはやらないでいられるものも多くあります。

二人以上の育児に奔走しているママ・パパたちは、まずは「少なくとも自分ではやらない」という選択肢・視点を持ってみるのが大切なのかもしれませんね。

●ライター/佐原チハル
●モデル/神山みき

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