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自称「恋愛達人」のアドバイスは信用しない方がいい理由とは

  • 2018.3.9

仕事や人間関係で、経験豊富な人のアドバイスは、ありがたく聞き入れていいと思います。
これらのアドバイスって、経験から得られた、有用な情報が混じっている可能性も高いですし、
また困っているときは、誰かに打ち明けることで、自分の心も少しだけ楽になれますよね。
誰かのアドバイスを受けたことで、困難な状況を脱した経験をお持ちの方は少なくないはず。
ただ、これが恋愛のこととなると、話は少々異なってくるのです。

大人になったら恋愛相談をしなくなる

そもそも僕は、恋愛についてのアドバイスをすることがあまり好きじゃありません。
こういうコラムを書いていて、アレなんですが、コラムニストという肩書きがあろうと結局は別に偉いわけでもなんでもないわけです。
恋愛の達人、ということでもありません。
恋愛コラムを書いているというだけで、実はその辺にいる人と変わらない恋愛を送っていることがほとんどではないでしょうか。
突飛なケースの相談をされても、
経験していないことに対しては100%納得できる回答をすることもできません。
「恋愛心理学的には~」みたいなことを言ったって、相談してる人の中には内心、「何言ってるんだろう、、、この人」と思う方もいるはずです。
まあ、恋愛コラムで飯を食べている僕ですら、
相手を納得させる、本当に効果的なアドバイスをすることは難しく感じます。
ところで、そもそも恋愛の相談を誰かにするのは、
10代とか20代前半の頃まではよくあるものですが、
ある程度の年齢に差し掛かると、その頻度も落ちるように思えませんか?
一番の理由は、恋愛を経験して成長したことで、第三者の意見を聞くまでもなく自力で判断できるようになったからではないでしょうか。
恋愛についての悩みなんて、誰にもしないで自力で解決してきた方もいるはずです。
恋愛はまさしく十人十色。
ケースバイケースなので、誰かに相談しても得るものがない場合も多いんですよね。
場数を多く踏んでるからといって、素敵なアドバイスができるというわけではありません。
それなのに、恋愛経験が豊富というだけで、あたかも恋愛の達人のようにアドバイスをしたがる人、多いのです。

恋愛のベテランも、裏を返せば失敗してきた

いつかの合コンに非常にめんどくさい女性がいました。
名前も忘れたので、仮にA子としましょうか。
このA子、30代そこそこにしてバツ4、
彼氏が途切れたこともないほどのモテモテ女子らしいのですが、
とてもうるさかったです。
引っ込み思案な女の子に「もっと自信出して、あんたは可愛いんだから」
と元気付けたかと思えば、長々と恋愛についての持論を展開。
気が付くとその引っ込み思案な女の子に説教をしていたり、
過去の自分がいかに積極的だったかを言って聞かせたり。
場の雰囲気は開始10分で最悪に。
恋愛遍歴は勲章でもなんでもないので、それを誇る必要はないと感じるんですよね。
むしろ、恋愛人数を自慢するということは、一方でそれだけ多くの異性と破局してきたことの証。
いつまでも一生を共にしたいと思える相手に出会えない不運を自慢していることにもなるわけで。
そういう人のアドバイスって、なんというか軽いんですよね。
だから早々にそんな話は終わらせるに限るかと。
A子の場合は、引っ込み思案な子に粘着していましたが、本当に可哀想でした。
さすがに「まあA子ちゃんさ、あんた合コンの席について、
料理も食わず男と会話もせずに自分の歴史を語るのもいいけど、
その引っ込み思案な子の方が100倍可愛いよ」と助け舟を出してしまいましたね。
その後何が起こったかは、ご想像の通りで。
恋愛経験豊富な人から得るものは、もちろんあります。
ただそれは、はっきり言ってあんまり参考になりません。
結局は「自分がいかにモテるか。どうやって落としたか」
という部分に集約される場合がほとんどです。
そしてこういう自慢をする人は、反対に自分が何故破局したのか、
その原因を語ろうとしません。
成功例しか口にしない人は、ビジネスでもプライベートでも信用できないんですよね。
失敗した情けない姿を込みで見せて笑ってもらう。
これをしない人は、恋愛に限らずどんなアドバイスをしても、
人の心を動かすことはできないと思います。(松本ミゾレ/ライター)
(愛カツ編集部)

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