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原裕美子のアロマコンシャスライフ「花粉に負けない!春のスムースブリーズバーム」

  • 2018.3.7

寒さも日に日に緩み、春の訪れを少しずつ感じられる今日この頃。パステルカラーのメイクや春服も少しずつ似合う季節になってきましたね。

おしゃれが楽しくなる一方で、花粉やPM2.5も春風と一緒にやってきて、“鼻がムズムズ”“息苦しい”“おまけに肌荒れ起こしてる!”と悩んでいることありませんか?

せっかくの春モードにおしゃれをしても鼻水ズルズルだとテンション下がりますよね。

今週はそんな息苦しさを解消すべく、アロマでスムースブリーズバームを作ります。

このバームは、アロマの香りで呼吸器の不調を改善しながら、免疫力を高めてアレルギー反応を起こしにくい身体へと導いてくれ、おまけにぼーっとしがちな頭もリフレッシュさせてくれる、一石三鳥なお役立ちアイテムです。

それでは早速レシピを確認していきましょう。

【材料&機材】1個20g 所要時間:20分 保存期間:冷暗所にて3ヶ月

・シアバター……5g

・ホホバオイル……10ml

・ミツロウ……2g

・ビタミンEオイル……2ml

・精油……フランキンセンス2×ニアウリ1×レモン3(1~10滴まで)

お道具……計量器、計量ビーカー、スプーン、容器、消毒液、コットン

【作り方】

1)全てのお道具を消毒後、シアバター、ミツロウを同じカップに計量します。

2)ビーカーでホホバオイルを計量します。

3)別のビーカーにビタミンEオイルオイルを計量します。

4)計量したホホバオイルとバター材料を湯煎鍋にかけ、シアバター&ミツロウを溶かしきります。

(湯煎温度の目安は鍋底に小さな空気の気泡がつく程度の温度です)

5)材料が溶けたら鍋からシアバターのカップをおろし、ホホバオイルと予め計量したビタミンEオイルを入れます。

6)精油を入れます。

7)鍋から降ろしてミルクリーマーで空気をオイルに含ませるよう材料を混ぜ合わせ、

オイルにとろみがついてカスタードクリームのような乳白色になってきたら容器に移し替えて完成です。

(容器に移している最中にカップの縁でクリームの温度が下がり、容器に入れづらくなるので、その時はスプーンを使って入れてください)

今回作るバームは、保湿効果に定評のある材料を用いています。お肌のバリア機能を回復させながら、アロマの持つ抗菌作用や去痰作用、うっ血除去作用などでお肌を清潔に保ち、痰のからみや鼻づまりの解消を目指します。

フランキンセンスは、アレルギー反応などで肌荒れを起こして傷ついた皮膚に対して、肌細胞を活性化させて回復を高めます。

また、殺菌消毒効果も高いため、その働きが身体の免疫系を刺激して免疫力を高め、アレルギー反応を起こしにくいく身体に導く作用があります。鼻や喉の粘膜のただれを鎮静化し、過剰に分泌された粘液を積極的に排出してくれる効果が期待されます。

ニアウリもフランキンセンスと同じく抗菌作用が強い精油になり、この香りを嗅ぐことで痰や鼻水などを積極的に体外に排出しようとする働きが高まります。また、鼻づまりなど鼻腔がうっ血して苦しい時には、そのうっ血を取り除いて息をしやすくしてくれる作用があります。

レモンは古くから殺菌&消毒効果の高い植物として活用され、このフレッシュな香り成分がお部屋に広がると、空気中のウィルスを退治してお部屋の空気を浄化してくれる効果もあります。

さらに、体内に侵入した菌に対して菌を退治する細胞の働きを活性化し、その結果、身体の回復力を早めてくれたり、鼻や喉がただれて痛むなどの症状を改善する働きが期待できます。

そのほか、メンタル面においてもリフレッシュ効果がとても期待できる精油なので、鼻詰まりで頭がぼーっとする、集中力が散漫になるなどの症状に対して気力を高め、頭をクリアにしてくれますよ。

今回のブレンドは、優しくスッキリした香りがリフレシュにとても効果的なので、思考がクリアになり、呼吸器の不調の改善&アレルギー体質の緩和に役立つので、春にありがちな身体の不調にピッタリですね。

肌に直接付けなくても、例えば練り香水の要領でマスクに少し塗って香りを嗅ぐことで呼吸器の不調を改善することもできますし、髪の毛にヘアワックスのように使ってその香りを取り入れるのもよいでしょう。もちろん鼻やお肌に直接塗って保湿バーム代わりに使ってもOKです。

このバームをポーチに忍ばせて、辛いお悩みから開放されたら、きっと春のおしゃれがもっと楽しくなるはずです。ぜひ作ってみてくださいね。

※レモン精油は紫外線に反応して肌荒れを引き起こす原因にもなるので、日中は太陽に当たらない箇所にのみお使いください。

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