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臨床心理士が教える「お正月太り解消のための目標の立て方」[山名裕子]

  • 2015.1.23
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こんにちは。臨床心理士の山名裕子です。

前回「お正月太り解消のための心構え」についてお伝えしましたが、今回は目標の立て方についてお話しします。

何事も成功率を上げるためには目的の明確化と目標の具体化、細分化がポイントです。ここで問題になるのが目標設定のレベルです。高すぎる目標だと到底叶わぬ夢として断念する結果になります。反対に低すぎる目標だと、達成したところで満足することはできません。

まずは無理の無い目標を立てるためにも、ダイエットにおける自分の経験、運動能力のレベル、体系、タイプをきちんと把握することが先決です。

体重が軽い=魅力的とは限りません。どのようなボディーラインを目指すか、コンプレックスは何かによっても毎日続けることや課題は変わってきます。

そしてダイエットにも美容にも焦りは禁物です。小さな課題から一歩ずつクリアしていきましょう。最終目標とは別に、もう一段階下に自己評価水準を設けるといいと思います。

「この日はここまでやれたらクリア」「最低何キロ減らせればとりあえずOK」といったラインです。そしてクリアできたら自分を褒めて認めてあげます。小さな成功体験の積み重ねによって自己承認欲求を満たし、「できる」という自信をつけていきましょう。

「毎日寝る前に理想の身体をイメージする」、「毎日最低5分だけでも半身浴する」、「一駅だけ歩く」、「電車通勤中おなかに力を入れてみる」など簡単なことから始めて、達成したら「いいね」、「オッケー」、「できた」、「やったね」と自分を褒めて認めます。

それから、毎日均一に体重が減っていくということはあり得ませんので「毎日0.1kgずつ減らす」という目標設定の仕方はオススメできません。自分の性格や経験に見合った目標の立て方をしてください。

また、目標は随時修正しながら「今」できることをこなしていきましょう。表を作ってみるのも効果的ですね。

ストイックになり過ぎて自分を追い込むことで、疲労やストレスに繋がり逆効果になってしまうので、ダイエットだけに固執せずに趣味を楽しみ、五感を刺激しながらストレスケアすることが必要です。自分を信じ、期待しましょう!


山名 裕子1986年5月7日生まれ。静岡県出身。臨床心理士。

著名な精神科医師の父を持つ心理学会のサラブレット。心理学資格の中で最難関とされる「臨床心理士」の資格を取得し、自身のメンタルケアオフィス「やまな mental care office」を東京青山に開設。

ストレスケアと認知行動療法を主軸にカウンセリングを行う。役割、ポジション、職種に応じたビジネス心理学や精神障害から人間関係の悩み、美容やダイエット、恋愛まで、日常のありとあらゆる悩みに対応している。カウンセリング文化が定着している欧米に比べ、まだまだ偏見の残る日本でカウンセリングの大切さを伝えるため、メディア出演をはじめ幅広く活動中。

やまな mental care office

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