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ビールで作るパン!蔵元発のパン屋さんMOKICHI Baker & Sweets|by PARISmag

  • 2018.2.27
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毎日の暮らしのなかで少しだけ心が弾むような豊かさをお届けするWEBマガジンPARISmag(パリマグ)から、神奈川・茅ヶ崎で蔵元が営む一風変わったパン屋「MOKICHI Baker & Sweets(モキチ ベーカー&スイーツ)」をご紹介します。

神奈川県茅ヶ崎に蔵元が営む一風変わったパン屋さんがあることをご存知でしょうか?その名も『MOKICHI Baker & Sweets(モキチ ベーカー&スイーツ)』。今回はそんなちょっと珍しいパン屋さんをご紹介したいと思います。

パンもビールもキーワードは「発酵」!

「MOKICHI Baker & Sweets」を経営する熊澤酒造は明治5年に創業して以来、湘南の風土が生み出す良質なお酒を少量生産で作り続ける蔵元です。人気の日本酒「天青」をはじめ、早くから「湘南ビール」という地域に根ざしたクラフトビールの製造にも力を入れてきました。

ビールの製造工程でロス分として出てしまう栄養豊富なビール酵母を、どうにか活かせないかと考え誕生したのがパン作りでした。フランス産の小麦と国産小麦を使用して、少めの酵母で長時間発酵させながら粉の風味と甘味を引き出す製法を心がけているそうです

蔵元ならでは!お酒で作るパン

水の代わりに湘南ビールで仕込んだ「パン・ア・ラ・ビエール」をはじめ、酒かすを使ったあんぱんなど、ここでは蔵元ならではのメニューが並びます。「パン・ア・ラ・ビエール」はふんわりした食感で、どんな食事とも相性抜群の優しい味わい。ビールで仕込んだとは言え、アルコール分はないのでお子様も楽しめます。不動の人気は「レザンノア」と「パンコンブレ」。「レザンノア」は、クルミとレーズンをたっぷり使った贅沢なパンです。そのままでももちろんおいしいですが、ビーフシチューなどといただいてもおいしそう!「パンコンブレ」は全粒粉を使ったもちもちした食感の食事パン。ジャムやバター、オリーブオイルとも相性がいいので、朝も夜も楽しめるオールマイティーなパンです。

併設されるレストランでお料理と一緒に提供されるパンでもあるため、食事のあとに買って帰る方も多いのだそう。

看板メニューでもある酒かすあんぱんは、口に入れる前からほんのりと酒かすの香りが広がってきます。こしあんと香り高いパン生地が絶妙にマッチして味わい深い一品です。

かつての大きな精麦工場を再利用して

戦前から使われていた木造の精麦工場をリノベーションした店内。同じ建物内には地元で造ったビールとお酒を楽しめるレストラン「MOKICHI FOODS GARDEN」があります。

もともと熊澤酒造の倉庫に眠っていた大型の機械や重機が店内に置かれ、まるでタイムスリップしたような雰囲気に包まれています。

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