オクストン・ホテルで、アメリー・ピシャールのポップアップ。

世界中からジャーナリスト、バイヤーが集まるコレクション期間中のパリ。昨夏パリのど真ん中にオープンしたカジュアルでおしゃれなホテルThe Hoxonで開催されている、アメリー・ピシャールのポップアップストア“L’Oasis Pichard（ロアシス・ピッシャール）”をのぞいてみよう。せわしい時間から逃れ、気持ちの乾きを癒すリラックスしたひと時を過ごせるに違いない。

ホテルThe Hoxton で開催中のアメリー・ピシャールのポップアップストアL’Oasis Pichardへ、ようこそ！

春夏、秋冬という年に2回のコレクションを発表するモード界の習慣に従わず、独自のリズムでクリエイションを続けるデザイナーのアメリー・ピシャール。

ホテルの中庭のウイングの1階に出現したアメリーのオアシスで何に出合えるか、というと、まずは、もちろんアメリー・ピシャールの靴とバッグである。定番デザイン、バスケット、小物類、それに昨年末に生まれた新ラインLa Quotidienneのパンプス、ショートブーツ、そしてブーツの3型も。この新ラインのポイントは6センチのヒールがポイントで、これは歩きやすくかつセクシーという理想的な高さなのだそうだ。最新色はピンク、ジーンズとそしてゼブラ。ここで早速入手してみては？

入って右手がアメリー・ピシャールのコーナー。商品の展示に使われている家具も売り物だ。

昨年末に生まれた新ラインLa QuotidienneのショートブーツSilvie（395ユーロ）とブーツ（495ユーロ）。

新ラインのパンプスAudrey（295ユーロ）。ブルー、ゼブラ、ピンクが最新色。バッグのFlat（465ユーロ）もピンクで！

ケースは各150ユーロ。パリの住所表示を模したParis Aime Pichardのピンズは4ユーロ。

オアシスの左半分を占めるのは、ドライフラワーのAtelier Prairies （アトリエ・プレリー）とホームメイド・コスメティックのGreen Barbès（グリーン・バルベス）だ。さらに、スペースのあちこちに配置されているUgly Design & Dom Storeがセレクションしたヴィンテージのオブジェや家具の販売も行っている。

このポップアップストアの期間中、ホテルのバーRiviéで味わえるのは「L’Oasis」と命名された爽やかなカクテル。また、イベントを定期的に開催しているThe Hoxtonでは、このアメリーのオアシスに連動して、3月4日にムール・フリッツ・ブランチ を予定している（12時30分〜14時。ムール貝、フライドポテト、ビールのセットで1名25ユーロ。予約はホテルのホームページにて）。

L’Oasis Pichardは、せかせかしない時間を過ごす場所。時間を超越したドライフラワーはそんなコンセプトにぴったり。

Atelier Prairiesのモルガンヌが、リクエストに応じてブーケを作る。

Green BarbèsのDIYコスメティック・キットWhite Agrum（120ユーロ）。時間をかけて自分でクリエイトする自然派ボディクリームとフェイシャルクリームだ。

スリッパ（各20ユーロ）でリラックス！ エルダーフラワー、ラム、ライム、パイナップル、ココナッツ・ウォーターをミックスした軽く爽やかなカクテルL'Oasis（11ユーロ）を、どうぞ。

でも、なぜアメリー・ピシャールがムールなのか……。ポップアップストアで、グリーンの透明なヒールが気になるビニール素材のブーツを手にとってみよう。とてもフランス的なもの、ということで以前はヒールの左右にBar Tabac（市内でタバコも販売するカフェの総称だ）と文字を入れたアメリー。今度は、冬のフランスのバカンス地といったらノルマンディーやブルターニュで、この地で誰もが楽しむのは“ムール・フリッツ”ということから、片方のヒールにmoules、もう片方にfrites！ ムール貝のフォルムのバックル付きベルトというのもあって、彼女らしい遊びに微笑んでしまう。 不思議な寛ぎ感で満たされたオアシスで、ちょっとひと休みを！

バスケットは赤、グリーン、ナチュラルの3色（各295ユーロ）。バッグに持つのもいいし、ピクニックにも。ブーツのヒールの文字を見て！

The Hoxtonの中庭のテラス席の後方がポップアップストア。

L’Oasis Pichard
会期：開催中〜2018年3月8日
会場：The Hoxton
30-32, rue du Sentier
75002 Paris
時間：14:00〜20:00（月〜金）、12:00〜19:00（土日）
https://thehoxton.com/paris/paris/hotels