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フローリストの花と暮らす部屋/河村敏栄さん編

  • 2018.2.20
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プロはプライベートでどんな花器にどんな花を生けている? 上手な飾り方、空間への溶け込ませ方を学びたい。

キラキラした光が差し込み、多幸感であふれるリビング。テーブルにもユリやラナケリア、ワラタの種など多彩な花、華やかな花器がリズミカルに並ぶ。「ここに一番光が当たるのでたくさん花を置いていて、食事は肩身を狭くしながらとっています(笑)。我が家の主役は植物なんです」

ファッションスタイリングと同じ感覚で花生けを楽しむ

「MAG BY LOUISE」フローリスト/ 河村敏栄さん

ロンドンでメイクアップを学んでいた頃、卸売価格のフラワーマーケットに一般の人が足を運んだりと、花が人々の暮らしに根づいている姿がとても印象的でした」と河村さん。帰国後、偶然が重なり、花を生業とするように。そのせいか向き合い方もユニークで、「たとえば大好きなベージュのチューリップはめしべが黒いから、さし色としてゴールドの花器を合わせようとか、ベルベットのような質感の花びらだから、ツヤッとした花瓶を合わせてみようとか。ファッションと同じ感覚でスタイリングしているかも」。こんなふうにセンスよく、のびやかに飾るコツは?「ルールはなく、花も花器選びも、自分のフィーリングでいいんです。しんどいときにこそ部屋に花を飾ると、気分転換になりテンションが上がります」。

MAG BY LOUISE●独創的なセンスにファンも多い。現在は花のワークショップをメインにイベントスペースとして営業中。http://www.louise-flower.com

SOURCE:SPUR 2018年3月号「花と花器の幸せ時間」
photography:Takashi Ehara edit:Yukino Hirosawa

イギリスのアンティークマーケットで見つけた花器には色違いのアネモネを。「茎の長さを変えて、高低差をつけると見え方に動きが出ます」

デッドスペースに設置したDIYのボードには「エットーレ・ソットサス」のプラスチック製の花器を

ソファ前のローテーブルには、アートブックとともに100年前の北欧のガラスの花器とグラジオラスをディスプレイ

ダイナミックなユリをデモデで買ったアーティな花器に

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