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「もしも」に備えながら。普段使いできるアイディアを取り入れよう

  • 2018.2.19
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自分らしいおしゃれなインテリアを、「もしものとき」の視点で考えたことはありますか?地震大国の日本では、常日頃からの心がけがとても大切です。今回は「防災・減災」と「普段づかいであること&インテリアの景観を損ねないおしゃれさ」を兼ね備えたアイテムをご紹介します。

インテリアを美しく保ちながら、災害時を意識しよう!

停電対策!備えて安心&出しっ放しOKなアイテム

アメリカ生まれのアロマキャンドル・YANKEE CANDLE。大きさも香りもバリエーションが豊富で、選ぶのが楽しくなる定番商品です。いちばん大きなLサイズで最大150時間の燃焼が可能です。普段はインテリアの一環としてスタイリッシュにスタンバイ、停電の際には明かりをともす防災グッズとして役立ちます。

思いもよらない事態に備えることは重要ですが、有事の際にしか使わないグッズだと使い勝手や要領がわからず、結局使わずじまいになることがあります。心理的な観点からも「普段から使い慣れているものが災害に役に立つ」ようにグッズを揃えるとよいでしょう。 

地震の際に起こる大きな揺れによって、落下破損の恐れもあります。置く位置の場所と高さは注意が必要です。滑りにくくするためにシリコンマットを敷くのも有効です。火気の取り扱いにはくれぐれもご注意ください。 

停電でも使えるのが黒電話!災害時の連絡方法として見直されてきています。ノスタルジックなインテリアとしてだけでなく、その機能をしっかり有効活用するべきです。停電が起こるのは地震だけではありません。大雪で孤立した地域において、黒電話での通信が活用されたという事例もあります。 

防災・減災のためにいつも揃えておきたいアイテム

有事の際の物資が不足しているときにはティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの紙類が不足するので、日ごろからのストックは必須です。加えて、様々な用途で役に立つウェットティッシュも常備しましょう。普段は掃除や手拭きに使えて、有事における水不足の際には顔や体を拭くのに役立ちます。ノンアルコールのものを選んでおけば、女性のデリケートゾーンにも安心して使えます。赤ちゃんのおしりふきがおススメです。 

手を拭いたりするほか、お掃除にも役に立つので、普段から部屋のあちらこちらに置いておきましょう。生活感の出ないケースは見た目だけでなく、ウェットティッシュの乾燥を予防してくれます。こちらのケースはsarasa design storeのもの。マットなモノトーンでインテリアの雰囲気を壊しません。 

大きな災害時にはライフラインがストップし、停電すればレジも使えません。日用品の買い出しに小銭が必要になります。日頃から意識的に小銭をストックしておき、いざというときに備えましょう。普段の生活においても、地域の集金などの急な支払いにも素早く対応できます!入れ物になっているコインストッカーは100均で手に入ります。 

「1人1日3リットルを目安に、3日分」と政府広報がうたっているように、ストックにおいて一番大切なのは水です!水のストックにはウォーターサーバーが便利です。近年ではスタイリッシュなサーバーが増え、インテリアを妨げることのないデザインを選ぶことが出来るようになりました。ストック用の水はボトル式のほかに、省スペースを可能にするパック式のものもあるので、ライフスタイルに合ったメーカーを選びましょう。 

ヘルメットはすぐ手に取ることが出来るよう、やはり出しっぱなしを推奨します。防災用品のカテゴリーに限定させなければ、選択肢はいろいろありますよ。オートバイ用にはシンプルなヘルメットも多いので、近くのバイク用品店をのぞいてみてはいかがでしょうか。 

普段使いのアイテムが、「もしものとき」には別の用途でお役立ち!

ロープの持ち手が特徴の、岐阜県郡上市の八幡化成株式会社が誇る名品「バルコロール」。樹脂でできたおしゃれなバスケットです。一体成形でシームレスだから、水などの液体を入れても漏れたりしません。普段はおもちゃの収納として部屋にスタンバイ。断水のときには洗濯や洗い物、また水のストックに重宝します。 

be-poles/ペーパーバッグは、フランス生まれのシンプルな紙袋。二重構造になっており、耐久性に優れています。日常づかいで刻まれるシワもまた味になり、小粋なタイポグラフィデザインはシャビーな雰囲気にピッタリ。普段はストック品の収納や、中にビニール袋をセットしてダストボックスとしてスタンバイ。地震の際には、破損物の処理に重宝します。大きな地震のあとには、割れたガラス・陶器がたくさん。すぐに処分できない場合の一時保管として、ペーパーバッグの耐久性が一役買ってくれます。100均にもペーパーバッグの取り扱いがありますし、宅配便の紙袋も使用に耐えうるので、捨てずにストックしておくと有効です。

「私らしいインテリア」にひと工夫!地震に備えたアイテム&収納メソッド

スガツネ工業/転倒防止用クリアミュージアムジェル

オブジェと天板の間に塗布されているものになります。シリコン樹脂で出来た透明なジェルが、地震による大きな揺れから大切なオブジェを守ってくれます。 

ジェルは繰り返し脱着可能なのでレイアウトの変更もラクラク、コストパフォーマンスも良好です。見た目を損ねることなく接着でき、いいことづくめです! 

収納メソッド

地震に備えた収納レイアウトのご提案です。割れ物・重い物は下段に、軽いものは上段に配置しましょう。上段には、多めに揃えておきたいトイレットペーパーやラップ、女性のサニタリー用品のストックがオススメです。無印良品のソフトボックスなら布の素材感がやわらかく、持ち手があり便利です。フタ付きのものを選ぶことができるのもうれしいポイントです。 

地震に備えた収納アイディアのご紹介です。破損しやすいグラスやコップを食器棚ではなく、キッチンの引き出しに収納する方法です。100均でも取り扱いがある滑り止めマットを下に敷きましょう。万が一割れてしまっても、床に散乱して踏んでケガをするという二次災害を未然に防ぐことが出来ます。 

まとめ

「もしも」に備えるということは必ずしも特別なことではありません。普段から使い慣れているものが備えになれば心強いですね。インテリアアイテムを買い足すときには、「減災・防災にも役に立つかどうか」という視点でもセレクトしてみてはいかがでしょうか?

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