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脈ありなのに告白してこない男性はなにを考えている?

  • 2018.2.14

以前も、脈ありなのに告白してこない男性はなにを考えているの? というテーマでコラムを書きました。

そのときは、本命の彼女がいるからとか、「脈あり」が勘違いだと恥をかくことになるからとか、告白して気まずくなるのがイヤだからとか、第三者に気を使っているから(仲間意識が強いから)というようなことを挙げました。
これはこれで、今でもあながち間違いではないように思うし、そもそも蓋然性があることでしょうから、これはこれとして……。

で、時が流れ、もっと別の、男女双方にとって切実な理由があるだろうと思うに至ったので、今回はそのへんのことを書いてみたいと思います。

■女性の想像をはるかに超えた量の恥ずかしさを持っているのが男

男性って、女性の想像をはるかに超えて、大量の恥ずかしさを持っています、というお話をします。

ある女性のことを好きになったら、男性はいわば自動的に恥ずかしさに心のすべてが支配されていきます。
つまり、誰かのことを好きになった男性の心の中には、女性の想像を超えた量の恥ずかしさが出ているということ。そしてその「好き」が、確実性を帯びれば帯びるほど(つまり脈ありだと思えば思うほど)、「好き」とか「つきあってほしい」という言葉が出てこなくなる、いわば自動的に出てこなくなる。「好き=好きと言えない」という方程式にすっぽりとハマってしまう。

■女性が持つ恥じらいと男性のそれはまったく別物みたいです

先日、男女合わせて30名くらいの人が、人前でプレゼンテーションする会合に参加してきました。20歳くらいから50歳くらいまでの幅広い年齢の男女が、あるテーマにもとづいてプレゼンしました。それを聞いている側は、プレゼンの内容や、プレゼンしている態度を5点満点で採点しました。
見ていて感じたのは、女性は、若かろうと若くなかろうと、みなさん「それなりにうまくやっていた」ということです。もちろん恥ずかしそうに喋る人もいましたが、女性は全員、「最後まできちんとやる」。
対して男性は……恥ずかしさのあまり気が動転したのか、プレゼンの準備をしてきているにもかかわらず、急に「あ、もういいです。今日はプレゼンしません」と言った者1名。

プレゼンの途中から緊張のあまり、自分がなにを喋っているのかわからなくなって、「終わります」と言って壇を降りた者3名。

女性が持つ恥じらいと、男性が持つそれは、まったく種類が違うのかもしれないと思いました。女性は恥ずかしくても「ちゃんとやる」。でも男が持つ恥ずかしさは、ときに男を狂わせる。ゆえに別物。

■あなたにできること

脈ありなのに告白してこない男性は、恥ずかしさゆえ気が動転してしまってなにも考えていない……しいて言えば「どうすれば恥ずかしさがこの心から消えてくれて、彼女に告白できるのだろう」ということを考えている――こういうことが言えるのではないかと思います。
恥ずかしさにヤラれることなく、好きな女子に対して「おれ、君のこと好きなんだけど、君、彼氏いる?」とか、「彼氏がいてもいいから、今度一緒にご飯行こうよ」とか、「君とエッチしたいなあ、でも君はぼくの仕事仲間だし、仕事仲間とはエッチできないしなあ」と、嫌味なくさらっと言える男性って、あなたも知っているとおりごく少数でしょ?

多くは、みずから生み出した恥ずかしさに足をとられて、手も足も出ない……これが男性のハダカの心ではないかと思います。
そういう男性に対して、女性ができることと言えば、せいぜい彼に対してノリよく接してあげて、彼が勢いで恥ずかしさを吹っ飛ばせるお手伝いをしてあげることくらいでしょうか? あるいは女性から告白することでしょうか?

プレゼンの檀上でとち狂ったことをさせるくらい、男の恥ずかしさには強烈なものがあるのです。(ひとみしょう/文筆家)
(愛カツ編集部)

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