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人にのろけることは、彼に「好き」って言うより愛が深まるかも

  • 2018.2.12

恋愛は、まさに「私」と「あなた」のふたりきりの関係。
そこに誰かが踏み込む余地はありません。


だけれども、実際問題として、私とあなたのふたりの関係は、友達や知り合いといった周りの人に囲まれた環境の中にあるものです。


自分が彼以外の人に対してやったことも、結局、巡り巡ってふたりのところに戻ってくる、良くも悪くも。

■「人経由」の威力

知り合いの男子が、この前彼女と大げんかをしたそうです。
その理由というのが、ある日、自分の男友達に会ったとき「この前お前の彼女に会ったとき、お前のことめっちゃ悪く言ってたけど、大丈夫?」と言われてしまったこと。


実は私はその彼女さんとは知り合いだったのですが、その子はもともとそういう癖みたいなものがあって、前々から、人と会うと自分の彼氏の悪口なのか愚痴なのかをたくさん話してしまうところがあったのですよね。


それで、そんな自分のいないところが陰口を言われまくってるようなダサい彼氏として生きているのは辛いと。


まず何より、この男子が傷ついたのは、自分としては超仲良しだと思っていて、まさか彼女がそんなことを言いふらしてるなんて思いもよらなかったところでしょう。


人は、相手に対してよりも、第三者に対しての方が本音を言いやすいのです。
つまり、AさんがBさんに対して不満を持っているとき、Aさんは、直接Bさんに対して面と向かって言うのよりも、第三者であるCさんに対して伝える方が、はるかに言いやすいということ。そして、「言いやすい」ということは、本音が出やすいということです(利害関係のない神父さんや占い師には本当のことが言いやすいですもんね)。


だからこの男子にとって、自分と一緒にいるときの彼女の幸せそうな姿や「好きだよ」という愛情表現が嘘で、本当は友達に伝えていた数々の悪口が自分の本音なんじゃないかというふうに感じられてしまったのではないでしょうか。


もちろん、実際はきっと、彼氏に対するポジティブな言動も本音で、また、友達に対する彼に関するネガティブな発言もどちらも本音だったのでしょうけど、少なくとも彼には、後者だけが本音なんだと感じられた可能性は高いです。

■ポジティブに使ってみる

これに関しては、もちろんポジティブなことも同じように当てはまります。
上の例が逆だったらどうでしょう。彼女は彼氏に対してはあまりベタベタな愛情表現はしなくて、彼氏が少し不安に思っていたところで、友達経由で「こないだ彼女さんにあったけど、お前のことめちゃべた褒めしてたよ。


のろけ過ぎてて、リアクションに困ったわ」と伝えられたとしたら。私だったら、これだけで今までの不安を全部チャラにできるくらい嬉しくなると思います。だって、友達に対してのろけた彼女の姿こそが、本音の彼女だって感じるから。


SNSで「好きな人のために料理作った」と自慢するもいいですし、彼氏じゃなくても、例えば友達に「昨日○○くんとデートした」とか言えば、それがその男子の耳に入ったときには、きっとその男子は「『デート』、か」となんだかその気になってきてしまうかもしれません。


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世間体のために付き合っているわけではないですが、こうやって周りに対してポジティブに行動していれば、周りにも「いいカップルだなぁ」と思われ、応援され、たまーに周りの人がそのことを相手に伝えてくれて、相手が幸せな気持ちになれて、ふたりの愛情が(いつの間にか)深まる。


もちろん相手に対して溜まったストレスをどこかで発散する必要があるのもわかりますが、「どうせ伝わらないし」とたかをくくらず(ご存知、こういう「ゴシップ」は面白くて伝播性がめちゃ高いうえに、伝わったときのリスクも上述のとおりすごく大きいのです)、信頼できる相手だけに話すようにして、あとはできれば、恥ずかしがらずに堂々とのろけていれば、ゆっくりと、ふたりを取り巻くポジティブ・スパイラルに入っていけるかもしれませんね。(遣水あかり/ライター)


(ハウコレ編集部)

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