ふたりで希望が持てないなら今すぐ別れたほうがいい

恋愛に関するさまざまな迷いごとというのは、たいての場合、美味しいものをたくさん食べてぐっすり眠ると、そのうち自然に答えが出るようになっています。
彼と別れるべきか、つきあい続けるべきか……美味しいものをたくさん食べてぐっすり眠るとぼんやりと見えてきます。その薄ぼんやりとした光をじっと見つめていると、自然と、自分に無理のない結論が胸に湧き上がってくるものです。

が、それが見えないから、別れるかつきあうか、とか、好きってどういう気持ちなのかとか、そういう悩み方をするのでしょうか。

希望はどこにあるのか？ という問題

美味しいものをたくさん食べてぐっすり眠るとどうなるかといえば、希望が見えてくるということでしょう。

彼と一緒に見たい（共有したい）希望の光があるのかないのか、というのが、見えてきやすいということでしょう。
今の彼とつきあい続けるべきか、別れるべきか、というのは、彼と共有できる希望があるかないか、という基準で判断できる問題でもありますよね。

彼にはその気がまったくなく、彼女のほうが彼に一方的に尽くすことによって、ひとりで希望を抱くことができる……こういうケースも、彼が心底彼女のことを邪魔に思わない限り、つきあい続けるといいかもしれません。
彼にとってははた迷惑な彼女かもしれませんが、彼女にとっては、尽くすという自己満足的な希望があるわけだから。

それはそれでいいのかもしれません。

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逆に、彼と一緒にいても希望の「き」の字も見えないのであれば、今すぐ別れたほうがいいかもしれません。

もちろん、希望が湧いてくるまで少し結論を保留にするというのは、ありだろうと思います。希望なんて、そうそう簡単に湧いてくるものではないからです。

保留期間中に、1％も希望が湧いてこないのなら別れたほうがいいでしょうし、それでもそこに希望が見いだせたのであれば、ずっとつきあい続けるといいでしょう。

女子の仕事と希望

彼のことが好きかどうかわからない、という女子も、彼と一緒に感じる希望があるかないか、という基準で考えてみると、答えが出やすいかもしれません。

好きかどうかよくわからないけど、来週末、彼と映画に行くのが楽しみ……これだって希望のうちでしょう。

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高度に管理される社会になってからというもの、年齢や性別を問わず、希望を持ちづらいと感じている人が多い……こういうことを感じます。

仕事における希望……たとえば派遣社員の人が、いつかは正社員になりたいという希望を持ったところで、それを実現するのは、わりとむずかしくなっているように思います。
年収300万円の人が、600万円稼ぐという希望を持つ……持ったところで、現実的な希望ではないと、多くの人が思っているでしょう。
恋愛に関する希望……男女ともによく働くようになった時代、そもそも仕事に希望が持てないと、恋愛における希望なんて持ちようがないのではないかと思います。恋愛って、そのベースになるのはその人の暮らし、つまり仕事とそれに付随するお金のことだから、希望が持てない仕事をしているうちは、恋愛における希望だって持ちづらいのでしょう。そもそも希望ってなんだっけ？ と思うのでしょう。

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だから美味しいものでもお腹いっぱいに食べてぐっすり寝たほうがいいし、それでも希望のなんたるかがよくわからないのなら、2～3日、自然が豊かな場所に行くといいでしょう。
希望って、たいていの場合、アタマで考えて出てくるものではなく、自然に触れ合うことで、五感を通して自然に生み出されてくるものだからです。

だから待てど暮らせど自然発火しない恋をしている人は、さっさと別れたほうがいいのです。（ひとみしょう／ライター）
（愛カツ編集部）