男子が明かす「女子のかわいいワガママ・かわいくないワガママ」

草食系男子と肉食系男子の違いを見ていくと、おのずと「男子は、女子のどのようなワガママをかわいいと感じているのか」が見えてきます。

まず、草食系男子と肉食系男子の違いについて、一緒に見ていきましょうか。

■女子が怖い・・・

草食系男子の中にはたとえば、いわゆる二次元の世界を愛する人がいますよね。アニメの中の女子が好きという男子。そういう男子は、現実のリアルな女子のことを怖いと思っていたりするそうです。

アニメの中の女子は、男子に文句を言わない。たとえばこういうことが言えますよね？ 対して現実の女子は、たとえば、男子がダサい粗相をしたら「ダっせ！ 彼ってこんな男だったんだ……別れようかな」とかと、平気で言う人もいますよね。

男として馬鹿正直に（あるいは誠意をもって不器用に）女子の前で振る舞っていたのでは、女子に嫌われてしまう……ああ、女子って怖い、やっぱり二次元の、おれに文句を言わない女子のほうが好き、となります。
つまり草食系男子も肉食系男子もともに、女子のことが好きだけど、草食系男子は肉食系男子より、女子に対する恐れをたくさん持っているということが言える、ということです。

■男子が女子に抱く最大の恐怖とは

男子が女子に抱く最大の恐怖は、男にとって理不尽な理由で振り回されることです。

たとえば高校生のとき、女子とそれなりに仲良くなって、彼が彼女に手を出したとき、彼女が「わたしはそんなつもりじゃないのに、どうしてあなたはエッチなことばっかりしたがるの？」と怒って泣いたとか。

あるいは「好きです」と、男子が意を決して告白したら、その翌日「こいつ、あの子に告ったらしいよ、キモっ！」と、クラスの女子たちに言われたとか。

さらには、交際中の彼が、彼女に「今日もエッチなことなしでデートね」と言われ、エッチなしで3ヵ月デートして、彼が「もうそろそろいいだろう」と思っていた矢先、彼女がほかの男子とエッチしてフラれたとか。
ほかにもいろんな事例があるはずですが、要するに、男子から見て気まぐれに感じる女子の言動に振り回されてきた男子って、次第次第に「女子恐怖症」になり、やがて草食系男子と呼ばれる生き物になってゆく、ということがあります。

■男子がかわいいと思う女子のワガママとは

よって、男子がかわいいと思う女子のワガママとは、答えがわかるワガママです。男子が女子のワガママを聞いたとき、そのワガママに対して自分がどういう言動に出ればいいのかが、男として理解できるワガママが、男にとってかわいいワガママです。

たとえば彼に、「今日はエッチしないの？ しないのならわたし帰る」と怒るというのは、男子にとってかわいいワガママです。「ああ、彼女はなんとしてもヤリたいんだな」と、即座に理解できるから。
かわいくないワガママとは、「もうどうしていいのかわからないワガママ」です。

たとえば、「そろそろエッチなことをやってもいい頃かも」と彼が思って、実際にそういうことを彼女にやろうとしたとき、いきなり彼の手を全力でつかんで「今日は無理無理」と言って機嫌を悪くする、というのが何回も続く女子とか。

あるいは、チラ見で目が合うことが続いているので「きっと彼女はおれのことが好きに違いない」と踏んで告白したら、「あなたのことは好きだけど、交際は考えさせて」と言い、半年も引きずった挙句、彼は毎日交際を夢見ていたにもかかわらず、結局つきあってくれなかったとか。
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気まぐれって、とくに若い女子の恋愛の代名詞でもあると思うんですが、気まぐれさが少なければ少ないほど、男子にとってはありがたい。

これって、よく言われる「男の脳は論理的思考に向いている」という、「だからなに？」という話とはまた別の話です。

「理解不能な生物は、相手が人間の女子であろうとカラスであろうと、猪であろうと、みな怖い」という、しごく生理的な感覚の話、ゆえに男にとってすごく切実な話だろうと思うのです。（ひとみしょう／文筆家）
（愛カツ編集部）