彼を懲らしめてやる！「浮気したらし返す」は有効か？

「彼が浮気したから、泣いて暮らしている。何をする気も起きない」という女性。「浮気が分かったけれど、すんだことだから前を向いていこう！」という強い女性。

そんな女性たちがいる反面「彼が浮気したから私も浮気してやる」という考えの女性もいます。

そう考えてもなかなか実行には移せないものですが、本当に実行してしまう。その実行力に驚いてしまいますが、これって、浮気した男に有効なんでしょうか。もうしなくなりますか？それともやったらダメなものでしょうか？

目には目を！

「ズバリ、有効！」と言いたいですがケースバイケースで有効、というところ。ただし、彼が彼女を愛していることが前提です。

愛がなければ、彼女に浮気し返されたダメージも受けないですし「あっそ。ちょうどよかった」と去られてしまうかもしれません。
彼に愛があったら“愛する彼女の仕返し浮気”にかなりショックを受けてしまいます。それで「もうしない」とたいていの男性は思うでしょう。

でも、そこで元サヤに戻ったとしても、お互いの信用は失ったまま。信用を復活させるのは難しい気がします。

あとあとの心の持ち方に大きな影響があるので、安易に浮気し返すのは非常に危険かも。

それくらいしないと…

「それくらいして嫌だということを思い知らせないと」の考えは理解できます。しかし自分はどうでしょう。それで気持ちが和らぐかどうか。

まず、和らがないでしょう。ほかの男性と浮気し返したことで、とりあえず怒りは収まりますが「彼に浮気された」という傷は癒えません。傷はずっと残ります。
やはりこれは究極の方法なので、傷が癒えなくてもいい、ムカつくからせいせいするほうを選ぶという人。彼に「目には目を」主義と思われてもいい人。それなら構わないと思います。

何もしないのでは心が収まらない？

じっとしていたら心が収まらない人。そんな人は浮気し返すのではなく、男友達と食事に行くだけでも気が晴れるのではないでしょうか。エッチがしたいわけではなく、気を紛らわせたいのですよね、きっと。

逆に「エッチまでしないと収まらない。同じではない」と思う女性は問題かもしれません。

それは好きだから悔しくて浮気し返すのではなく、意地とプライドから起こる感情です。
結論として

・「目には目を」は自分の怒りは収まるが、収まるだけでスッキリはしない

・「目には目を」を実行し、その後仲直りして付き合いを続けてもモヤモヤした感情が残る

のではないでしょうか。浮気をされて仕返しをしたいのか、それとも自分の気持ちが晴れることをしたいかです。
 
浮気をし返すと、もう元通りにはなれません。個人的には浮気をされたら突き放すのがいちばんだと思います。仕返しと心のケアはいっしょにはできません。仕返しは突き放す。心のケアは男友達との食事で気晴らしをする……と分けたほうが健全です。（たえなかすず／ライター）
（愛カツ編集部）