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驚きのプレゼンテーションで、食材のおいしさを表現。

  • 2018.2.2
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グレーをベースにまとめたインテリアに、厨房をコの字型に取り囲む劇場型カウンター。すっきりとおしゃれな店内同様、皿上もシックで美味、それでいてさりげない驚きに満ちている――それが、生井祐介シェフが繰り出す料理の持ち味だ。

アミューズの「ドラ○ンボール」は、見た目はオレンジのトリュフチョコのようだが、口にすれば中からオマールエビのビスクがあふれ出る。口当たりはあくまでも軽やか。だが、その凝縮感が素晴らしい。また、一見セメントのようなメレンゲの破片で覆われているのは、サンマの身のコンフィとワタで作った魚版“ブーダンノワール”。サンマを丸ごと味わえる、店のシグネチャーメニューだ。

料理はすべて¥14,040のディナーコースから。五島列島で獲れた海中放血神経締めのクエを使った魚料理。蒸したクエには魚のフォンやフォン・ド・ボーを合わせたクラシカルなソースアルべールと、泡のサヴァイヨンソースを添える。

サンマを使った前菜。

手前は「ジャガイモとキャビア」、奥は「ドラ○ンボール」。

生井祐介シェフ。

-gourmande memo-

店のテーマカラーに合わせ、特注したグレーの皿に盛ったサンマの前菜。季節によってサバなど別の青魚に種類を替えていくそう。ペアリングコース(¥9,720)で供される日本酒の風味ともぴったり。

オード
東京都渋谷区広尾5-1-32 ST広尾2F
tel:03-6447-7480
営)12時〜13時L.O.、18時〜21時L.O.
休)日、祝、12/30〜1/4
予算:昼¥8,000〜、夜¥20,000〜
座席数:カウンター13席、4人用個室、6人用半個室各1室
http://restaurant-ode.com

*『フィガロジャポン』2018年2月号より抜粋

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