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「独り身の女は生きづらい?」20代のときにはなかったアラサー女子あるある!!【神崎桃子の恋愛スパルタ塾vol.2】

  • 2018.2.1

20代のときにはなかったのに、30の声を聞いた途端「え?そんなことが……」と、思いもよらなかったことが女には出てくるものだ。

自分は20代のときとはなんら変わりなく、生活や環境が以前と同じであっても、“周囲や世間がそれを許してくれない”ということもある。

今回はアラサー女子が決して避けては通れない“独女のあるある”をまとめてみた。

結婚した友達と話が合わない、子供のいる友達と疎遠になる

独身女子のあるあるは、たとえ仲の良かった親友であろうとも“相手が結婚してしまったことで”話が噛み合わなくなることだろう。

友達とはいえ男関係のことは相談しづらくなるもの。

もう片付いてしまった方からすれば、男絡みの話や恋愛ゴタゴタ話にはまるで興味などないのである。

家庭を持った女の話と言えば、子供のことや生活そのもののこと。

男関係にあんなだらしなかったあの女友達が、男ウケとモテテクのことばっか考えてたあの女友達が、なんとフツ~に主婦してちゃ~んとお母さんやってるのである。結婚した友達の変貌ぶりにあなたは度肝を抜かれるのである。

結婚や出産を経験すると、女はどんどん強くなる。

現役を退いた彼女に向かって恋愛ネタを口に出せば

「そんなことよりさ~ウチの子ったらさ~」と話を遮られるのが関の山。

逆に子供や旦那をネタにした弾丸トークが披露されることになるだろう。

または、“結婚してる私はあなたより大変なの”と言わんばかりに強気な不満をぶつけてくるかもしれない。

 

「ひとりだと気楽でいいね」

「時間がたくさんあるでしょ」

「お金が好きに使えていいね」

なんて言われたおりにゃぁ、心穏やかではいられない。

しかもせっかく久しぶりに会えたのに結婚した友達は預けてきた子供のことや留守番している旦那のことばかり気にしててどうも落ち着かない……なんてこともあるだろう。

「子供が泣き止まないよ~」なんて旦那からSOSのLINEが入って「ごめん。先に帰るね」なんてパターンも出てくるかもしれない。

生活が変われば優先順位は変わる。これは仕方のないことである。

いくら仲の良かった友達でも、環境が変われば次第に疎遠になってしまうのである。

親や親戚の「まだ結婚しないの?」「誰かいい人いないの?」の攻撃がハンパない!

アラサー女子にとって面倒なのが“親や親戚の干渉”ではないだろうか?

自分の娘の結婚のことしか頭にない親というのは口を開けば

「ちょっと、誰かいい人いないの?」しか言わない。

しかも親が掛けてくる電話もいつも本件はそっちのけ……。

「いい加減、結婚したら?」と責め立てられる。

耳にタコができるほど繰り返されるこの手のセリフに「うるさいな~」「もう放っといてよ」と辟易(へきえき)するのがアラサー独女なのだ。

しかも、帰郷すれば親だけでなく近所のオバサンや親類の人までがこぞって詮索してくる。

「あんたの同級生の○○チャン、結婚して子供産んだってよ!」

「ね~ホントにいい人いないの?」

「贅沢いってより好みしてるんじゃないの?」

「親に早く孫の顔見せてあげなさいよ」

という容赦ない尋問に「うるせ~ババア、しつけ~んだよ!」と心の中で毒を吐きつつも、ただただ「そ、そうですね。アハハ……」と苦笑いしその場をやり過ごすことしかできないのである。

とにかくアラサー独女への周囲の重圧はハンパない。

これほどまでに周りが「結婚、結婚」と急かすのは「出産タイムリミット」のせいである。

結婚をまくしたてられることにアラサー独女が頭に来るのは、自分が全否定されている気分になるからだろう。

自分は何も悪いことなどしていない、ただ男と縁がないということで責められるのは腑に落ちない。

「私だって頑張ってるのに……」

こっちは、会社やクライアントの要望に応え、真面目に仕事をこなし激務に耐えてきてるのに、そこの努力は一切認めてはもらえず、親はしきりに“結婚”を勧めるのだ。

多くの女親は“結婚こそ女にとってのベストな人生”だと思っている。

結婚以外の幸せや価値を認めたがらないのが親というもの。

女の仕事への熱意や頑張りなど親からしたら自慢になどならないのだ。

親が娘を誇らしく思うのは「結婚するとき」と「孫ができたとき」だけ。

娘が自立しようが、キャリアを積もうが、収入が上がろうが、「でかした!」「よくやったな!」とは言わないのである。

 

今、ハンパなく親が干渉してくるのはあなたが息子でなく娘だから……。間違えなく出産適齢期真っ只中だからなのだ。

友達が男とうまくいってないことを聞くと心の中でガッツポーズしてしまう!

アラサー独女にとって何より喜ぶべきことは知り合いや友達の結婚の吉報ではない!!

女がホイホイ飛びつくのは

「わたし最近、彼とうまく言ってないんだ……」

「男と別れちゃった……」

という友達の報告である。

彼とのノロケ話や幸せ自慢など聞かされるよりも、この手の不幸話こそが女には励みになるのである!

「うんうん、私があなたの傷を癒やしてあげる!なんでもぶちまけて」

「その男、最低!今夜は飲もう飲もう!朝まで付き合うよ!」

と気の毒ぶりながら実は意気揚々としているである。

アラサー女子が友達の恋愛悲話に心の中でガッツポーズをしてしまうのは何といっても先を越されたくないから他ならない。

独女にとってなんといっても辛いのは招待された結婚披露宴で味わう敗北感!!

そして“自分の懐の心配”である。

「あぁ……また3万円が飛んでゆく」

「私は果たして回収できるのか?」

自分だけ置いてきぼりを食らうのが怖いからこそ、30オーバーするとつい“人の不幸に安堵感を抱いてしまう”のである。

男には理解不能だろうが、女の連帯感はとてつもない。

女は自分と同じことしている者を仲間とみなし、自分に似たものを味方につける。

女というのは不幸な女に同情し、親近感を抱く。

そして、幸せな女には嫉妬の目を向け、嫌悪感を抱く。

 

女という生き物は“自分にできないことをしている女を敵に回したがる”のだ!

それはなにも結婚や恋愛だけにとどまらない。

ビジネスやキャリアに対しても同じである。

女友達の仕事での抜擢や昇進を知れば衝撃が走るだろう。

学生時代は同じような成績だったのに、社会に出たらいつの間にか友達のほうが活躍していたなんていう格差を突きつけられるのはアラサーにとって大きな悩みとなる。

自分は仕事でなかなか成果が出ない、または今の仕事は自分がやりたいこととは違う……なんていう葛藤があればなおさらである

アラサーとなるとついやってしまうのが“自分と他人をすぐ比べてしまうこと”なのだ。

【アラサー独女が生きづらいのは決められないから!】

30代は女にとって今後の自分の生き方やあり方を問われる年代といえる。

自分の周りは徐々に人生の選択し決断を下しはじめている。

結婚を決めて退職した同僚、またはキャリアを積んで起業を考えている友達、田舎に帰って地元の男性と結婚し子供を産んだ幼なじみ、SNSで趣味のリア充ぶりが激しい楽しそうな友達……。

それぞれがさまざまな選択をし、今のライフスタイルを築いている。

そんなことを目の当たりにしたアラサー独女に焦燥感が生まれるのは“まだ決めかねているどっちつかずの自分”がいるからだ。

決めなきゃいけないのに、今の生活は捨てられないし、妥協もしたくない……。

「結婚するのかしないのか」

「仕事を辞めるのか辞めないのか」

「独立するのかしないのか」

「夢を追うのか、追わないのか」

……そんな目の前に置かれた選択を決め兼ねているからだ。

 

どれか選んで他を捨てることも、一つだけにして他を諦めるのも、怖い……。コレがアラサー女子の根底にあるものだ。

 

「まだどっちにも転べる」と思っているからこそ、迷いが生じるのだ。

だが、「私はこうする!」と自分の行き先を選んでしまえば、周りと比べたり、人との差異で落ち込むこともなくなるはす。

 

自分の“幸せのカタチ”を決めてしまえばもっとラクになれるし、もっと生きやすくなる。

アラサー世代は「そろそろ決断しなきゃならない」大事な時期であり、アラサー女子は分岐点に立っているといえるだろう。

 

そしてなにより忘れてはならないのは、自分が幸せだといえる状態にもっていくために“決断する”ということである。

(体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子)

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