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親は知らない?子供が抱える小学校入学の悩み

  • 2018.2.1

こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。

新入学の時期が近づいてきて、日々準備に追われているのではないでしょうか。

この時期は、親だけでなく子ども自身も不安に感じていることがたくさんあります。

そのちょっとした不安を親が解決に導いてあげることができたらどうでしょう。安心して登校ができると思いませんか。

不安を解いてあげるためには、大切な「声かけ」と「一緒に行動」がポイントとなります。

●小学校入学の不安1:登下校

自分の力で登下校するのは、ちょっとした冒険にもなります。しかし、「子どもだけで」ということに不安に感じる子も多いです。

これを解決するためには、「一緒に歩いて練習する」が有効です。

家から学校までと、学校から家までの道を親子で歩いて練習してみてください。数回の登下校練習を学習仕立てにしてみると、楽しく覚えることができます。

「危ないところがないか、ちゃんと歩けるか、一緒に練習をしてみよう。」と誘いましょう。

そうすることで子どもがどんなふうに感じているかを聞くことができます。また、危険箇所などをあらかじめチェックしておくこともできます。

何より大切なのは、子どもに自信をつけさせることができる ということです。

●小学校入学の不安2:給食

小学校に入ると、給食が始まります。しかし、不安もあります。

・どのくらいの量が出るの?
・決められた時間で食べられる?
・残してしまったら?

など、多くの心配事があるのは親も一緒ですよね。

給食の心配事は、「楽しく食べること」を重視する言葉かけが子どもを安心させます。

以前、親から「給食を残してはいけない」と言われたという子がいました。彼は、気持ち悪くなっても口に無理矢理押し込んで泣きながら食べたそうです。

こんなかわいそうなことはさせたくないですよね。それと同時に親の言葉が、いかに強いかということがわかるかと思います。

ですから、安心できる言葉かけが一番です。

「きっと美味しいよ!どんな味だったか後で教えてね。」
「食べられる量だけ食べておいでね。ちょっとくらい残したって大丈夫」
「良く噛んでおいしく食べてきてね。」

といった、楽しく食べることを意識した言葉がけ をしましょう。

先生も最初から無理をさせるようなことはしません。だから安心していいと思います。

好き嫌いや食が細い、アレルギーの有無などの情報は、早く先生に情報を渡しましょう。そうすれば、先生がフォローに回ってくれます。

●小学校入学の不安3:友だち

友だちができるかどうかという緊張と不安は、子どもの方が強いのではないでしょうか。

親は、「みんなと仲良くね」などの言葉かけをしてしまうことがあります。

子どもには子どものペースがあります。みんなと仲良くすることはとても大切です。

しかし、人見知りがある子の場合は、自分が環境に慣れることが優先になるでしょう。

また、一人で過ごすことが好きな子もいれば、本を読むのが好きな子もいます。

子どものスピードで物ごとを進めることが大切だ ということを理解していただきたいです。

子どもに焦らせることもありませんし、子ども自身のペースでできるはずです。

声かけをするなら、ポジティブな言葉かけがおすすめします。

「○○(子どもの名前)なら仲良しの友だちができるよ。」
「ゆっくり仲良しになっていけばいいよ。焦らないで大丈夫!」

上記のような言葉かけだと負担に感じることが少なくて済みます。

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新入学を迎えるお子さんがいる親御さんは、本当に不安を抱えている時期だと思います。

でも、親と同じくらい不安に思っているのは子どもです。

親の不安を解消することも大切ですが、先に子どもの不安を解消してあげましょう。

今、子どもに手をかけてあげる大切な時期です。優しい声かけと手助けしてあげてほしいと思っています。

【参考論文】
幼稚園・保育園から小学校へ入学する際に子どもが感じる不安について
著:鈴木邦明
http://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/7/File/kiyo0717.pdf

【参考書籍】
子育てハッピーアドバイス
著:明橋大二

●ライター/桜井涼
●モデル/赤松侑里

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