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「モテ」は自分のことを好きになるのに比例する

  • 2018.1.28

「自分のことを好きになればなるほどモテる」と、おそらく多くの人は薄々わかっていると思います。では、どうすれば自分のことを好きになれるのでしょうか?

■■「昨日できなかったことを、今日できるようにする」という説

自分で自分のことを好きになる方法は、ほぼ同名のタイトルの本が、たくさん書店に並んでいます。ネットにもたくさん書かれてあります。
たとえば「昨日できなかったことが、今日できるようになること」が、自分で自分のことを好きになる方法だと言っている人がいます。なんでもいいんですって。「昨日は大学の授業中に寝てしまったけど、今日は起きていた」でもいいんだそうです。「授業の内容のすべては理解できなかったけど、先生が言っていることだけは、今日は理解できた」でもOKなんだそうです。なんでもいいので、昨日できなかったことを、今日できるようにするだけでいいのだとか。
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さらにいいのは、できるようになったことを、誰かに報告することなんだそうです。報告する相手がいなければ、お月さまに報告しましょうと言っている人もいます。月って、平安時代から(あるいはもっと前から)パワーが宿っているものと、人々に信じられてきたので、まあ、現代においても、お月さまを相手に会話しても、なにもおかしな人だとは思われないのでは?自分のことを好きになる、比較的簡単な方法の1つは、こういうことだそうです。

■■テクで好きになれない人は・・・

でも、どんなに報告したところで、やっぱり自分のことを好きになれないという人だっているはずです。
たとえば、自分が就きたい職業に就かない限り、自分で自分のことを認められないと考えている人は、これにあたるかもしれませんね。
プロのピアニスト以外の仕事を、仕事と認めていない人が、運悪くピアニストになれず、町のピアノの販売員になった・・・・・・ピアノの販売員だって立派な仕事ですが、それではイヤだと思っている人は、自分で自分のことを認めることができず、鬱っぽくなり、カウンセラーのもとにやってくるそうです。カウンセリングを受ける元気があればまだいいほうで、行方不明になる人もいれば、薬物に手を出す人だっていると、ある心理カウンセラーの先生が本に書いていました。

■■運・不運に左右されることもある

自分を好きになることを広く見れば、自分と社会との折り合いをうまくつけることが、真に自分で自分のことを好きになる方法だろうと思います。
自分のことが好きではないというのは、ある種の「生きづらさ」でもありますから、社会を好意的に見ることで「生きやすさ」を手に入れることができればいいのです。
だから、社会というものを、比較的好意的に眺めることができる人は、わりと若いうちから、自分のことが好きなはずです。あるいはそもそも、自分のことが好きとか嫌いとかと、考えたことがないとか。

■■テクニックを使ってもなお、自分のことを好きになれない人は・・・

簡単なテクニックを使ってもなお、自分のことを好きになれない人は、過去のどこかの場所に心がつながれている人である・・・・・・こう言っている人もいます。
つまり過去に固執している、過去の「できなかった自分」に固執している、ということです。だからたとえば、物理的に断捨離をすることで心を解放してあげましょう・・・・・・こういうことが言われます。
でも、この、心を解放してあげることが、人によってはものすごくむずかしいはずです。あるいはどんな人にだって、どうしても過去に固執してしまって、自分のことを好きになれない時期があるでしょう。そういうときは、「よりマシなほうを選択する」しかないのかもしれません。

■■誰かがあなたのことを認めてくれる

たとえば、自分の能力不足や、運が向かないなどの理由で、意に染まない仕事しか選べないとき、よりマシなほうを選ぶ、とか。とてもネガティブな方法に聞こえると思いますが、よりマシなほうを選択し続けているうちに、なんらかの状況が変化して、自分のことを好きになれるきっかけを手にできることだってあるのです。
つまり、誰かがあなたのことを認めてくれて、モテはじめることだってあるのです。自分のことを自分で好きになるきっかけって、「コト」ではなく「人」だから。「誰か」が好きに「ならしてくれる」ということです。この「誰」、つまり、人を探している状態、これが、自分のことを好きになろうともがいている状態です。
人は誰だって、自分のことが好きじゃなくても生きていかないといけないので、そういうときは「よりマシなほうを選び続ける」。あまりパッとしない結論ですが、自分で自分のことを好きになれないときって、ホントに生きていること自体がしんどいと思うので、タテマエ的なことは心に届かないと思うのです。なので、ガチンコでマジメに書きました。いかがでしょう。(ひとみしょう/文筆家)
【今夜はちょっと、恋の話をしよう】(ハウコレ編集部)(yuzuyuzu @yu1zu/モデル)(かしゅかしゅ@cashe_cashe2525/撮影)

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