1. トップ
  2. 恋愛
  3. なんであんなことしたんだろう…いつまでも後悔する人への処方箋【心屋仁之助 塾】

なんであんなことしたんだろう…いつまでも後悔する人への処方箋【心屋仁之助 塾】

  • 2018.1.25
  • 21540 views

もう過ぎたことだとはわかっているのに、あの時、なんであんなことしちゃったんだろう? あんなことしなければよかった… など、いつまでも後悔してしまい、心が苦しい時はありませんか? 今回は、後悔せずに今を快適に過ごせるようになる処方箋をご紹介します。

© polkadot - stock.adobe.com

■後悔より、素敵な未来をイメージしよう
後悔したり、反省することは一般的に、自分を省みるという点でいいこととされていますが、実はうまくいかなかったことに焦点を当て「うまくやれない自分」というイメージを強めて、自信や自己肯定感を揺るがせてしまいます。

後悔とは、自分で自分を責める行為。うまくいかなかった上に責められては、やる気が出なくなる、明るい見通しができなくなる、不安になるのは自然なことです。

自分を責めるために使ってる時間と力は、自分のいいところやうまくいっているところ、素敵な未来をイメージするために使った方が有効です。

■違う選択肢を選んだら、うまくいったの?
「なんであの時?」と後悔しますが、その答えは「こうなることはわからなかったから」です。時間が経過して結果が出たから、違う選択肢の方がよかったと思うのです。

人は何かを決める時、その時その時で「最高の決断」をしています。自分が不幸になるように決断をする人はいないのです。例えば、たくさん食べてしまって体重が増えて後悔してしまう場合でも、それは、自分を満足させる、気分良くさせることを優先して決断した結果なのです。

違う選択肢にしたらうまくいった、などという確証はないことを、覚えておきましょう。

■“最高の決断”をした過去の自分を認めてあげよう
自分がどうしてその決断をしたのか、思い出してみましょう。素敵な未来を創りたくて決断して、頑張ったり、努力したりしたはずです。

ぜひ自分をうんとほめたり、ねぎらってあげてください。「よく頑張ったね、思ったような結果にならなかったけど、次はきっとうまくいくよ、また一緒に頑張ろうね」など嬉しくなる言葉を、自分を抱きしめながら言ってあげましょう。

■「現実」は、自分の心の中の「材料」で創られる
うまくいかなかった原因は、「たまたま」だったりします。どんな人にもうまくいかない時があるのです。小さい頃から、○○だからダメ、××しないと、△△でいないと、□□になったら終わりだ、などと教育されます。たまたま起きたつらい出来事から、自分で学習して自分なりの決め事を作って守り通していたりもします。

その心の中の材料に影響されて、辛い努力をしてしまったり、恐れていることを実現してしまいます。 大切なのは「材料」です。

「好きなことをしていつもうまく行っちゃう人」「ありのままで人も自分も幸せにする人」「物事はうまくしかいかない」など、嬉しくなる、やる気の出る魔法の言葉を何度もつぶやいていい材料を心の中に入れておきましょう。うまくいかなかったのはたまたまで、次はきっとうまくいくと思え楽になっていけるでしょう。

■後悔は「自分をもっと大切にして」というメッセージ
未来や他人にいい評価をもらうために我慢して、今を犠牲にしてしまうから、望んだ結果にならなかった時、損した気持ちになるのです。過去の我慢した辛さが実を結ばなかったことが悔しいのです(この悔しさが嫌いで頑張らない人たちもたくさんいたりします)。後悔はあなたからの「自分をもっと大切にして」というメッセージなのです。

■後悔しないためにできること
他人軸をやめて自分の機嫌を大切にしましょう。自分は「本当は」どうしたいの? 自分は「本当は」どうしてもらいたいの? 何をわかってもらいたい? どんな気持ちでいるの? 我慢しすぎてない? 疲れてない? をちゃんと気にかけましょう。

今この瞬間の自分の機嫌がよければ、どんな過去でも「あんなことがあってかえって良かった」と思えるようになります。どんな状況も出来事も「しあわせのたね」として扱っていきましょう。

今感じている我慢やがんばりすぎは、本当に必要な物なのでしょうか? 好きなことをしていてもうまくいくとしたらどうしますか?

なにかを決める時は、「後悔しない」「自分を責めない」ことも込みで決める。自分を大切にして、今の自分をちゃんと幸せにしていきましょう。

・このカウンセラーのブログを見る

(石川稀月)

の記事をもっとみる