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誘うのはいつも私から…これって愛されてるの?

  • 2018.1.22

彼女から彼に「今週末、デートしようよ」などと連絡しないと、彼からのLINEを待っていたのでは、絶対に彼からデートの誘いなんてしてこない、というカップルもいると思います。

さりとて、彼には他に好きな女子がいるわけでもなさそうだし、器用に浮気するほどの男でもないし、彼と会えばそれなりに愛してくれるし……となると、もう「誘うのはいつもわたしからって、これ、彼に愛されていると言えるの?」と悩んじゃいますよね。

■不器用だと言ってしまえばそれまでのことなんですが

連絡もとらない、デートもあまりしない、これでOK、これでも彼女とつきあっていると胸を張って言える――こう思っている男子って、案外多いですよ。

不器用だと言ってしまえばそれまでのことなんですが、多くの日本人男子は、不器用です。

では海外は?
たとえばフランスに住んでいる女性は、「フランス人はヤバい」と言います。

「この女性、かわいい、喋ってみたい」と思えば、男から声を掛けるそうです。そして食事に行って、つきあって、つきあってからもずっと、彼女の気をそらさないように、彼女のことを楽しませるのだそう。

もっとも、フランスにも不器用な男子っていると思います。でも傾向としては、フランス人男性は、日本人男性ほど不器用ではないし、女性のことを楽しませてくれると言えるのではないでしょうか。

もっとも「フランス人男性って、エッチが好きなのよ」とも、この女性は言っていましたが、さて真偽のほどは?

■女性を楽しませることが仕事だと考えている日本人男性

日本人男性って、女性のことをどう楽しませるといいのか、ハッキリ言ってよくわかっていません。

わかっている男は、ほんとにごくごく少数です。

たとえば、モデル事務所の社長とか、キャバクラの店長の一部の人は、どうすれば女性を楽しませることができるのかを熟知しています。そういう人のもとには、たくさんの美人さんがやってきて、気持ちよく仕事をし、事務所やお店が繁盛しています。

こういう人は、美人さんを見たら「いかにしてヤルか」とは考えないんですよね。もちろん男だから、ヤリたいと思うことだってあるでしょうけど、女性を楽しませ、女性がモチベーションを高く持たないと売り上げにならないわけだから、女性を楽しませること(女性に気持ちよく働いていただくこと)が仕事だと考えています。

■教育の問題かもしれない

多くの日本人男性は、学校時代からずっと「どうすれば女子と口をきけるのだろう」と考えてきました。あるいは「どうすれば彼女とエッチできるのだろう」と考えてきました。

この問いの答えって「女性のことを楽しませてあげるといい」というものだろうと思うのですが、この答えになぜかたどり着かない男子多数。

つまり、そもそも「おれは彼女のことを楽しませてあげないといけないんだ」という発想自体がないということ。
思えば、エンターテイメントの多くは、フランスをはじめ海外から日本に輸入されてきたので、女性を楽しませるお手本として、たとえばフランス人男性に学ぶということでもいいと思うんです。

がしかし、日本は西洋音楽や絵画、芝居などの輸入にはおおいに成功していても、女性を楽しませる精神の輸入には失敗しているのかもしれません。

彼のことを、女性を楽しませるエンターテナーに徹する男に教育するところからはじめないといけないのかもしれないですね。(ひとみしょう/文筆家)
(愛カツ編集部)

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