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伊勢志摩の伝統の味を召し上がれ。厳選海の幸スポット

  • 2018.1.19
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伝統の鰹節製法を目の前で「天ぱく(てんぱく)」

本来、神への献上品として神宮におさめていた鰹節。中でもいぶしがつおの一大産地であった三重県伊勢志摩地方の波切に、伝統的な手法を今に伝える鰹節専門店があります。老舗店「天ぱく」では、100年以上の歴史を持ちながらも今だ現役のいぶし小屋の見学や、削りたての鰹節を実食できるツアーを実施しています。

「こんなところにあるの?」大王崎の突端に位置するいぶし小屋に思わず驚きを隠せません。中に入れば一面もうもうとした煙に包まれます。「古式手火山製法」という、下から直火で鰹を燻す製法を現代に伝承する「天ぱく」のかつお節。実際の製法を見学しながら、話し好きの店主と奥さんが伊勢志摩と鰹節の歴史についても詳しく教えてくれます。

そして何よりのお楽しみが、香ばしい鰹節の実食タイム! 炊きたての土鍋ごはんに削りたてのかつお節をたっぷりかけて頂く「おかかご飯」は、思わず笑みが溢れてしまうほどの優しい味わい。途中からお茶漬け風にお出汁をかければ、さらに違った風味を堪能できます。遥か昔から愛され続けてきた鰹節の新たな一面を発見できるかもしれません。

スポット情報

・スポット名:かつおの天ぱく
・住所:三重県志摩市大王町波切393
・電話番号:0599-72-4633

海女さんとのひとときを海の幸と「さとうみ庵」

現役の海女さんがおもてなししてくれる「さとうみ庵」は採れたて新鮮魚介の網焼きを頂けるスポット。漁から帰ってきた海女さんが体を暖めたり作業したりする海女小屋を再現した小屋で、海女さんとの会話を楽しみながら絶品の海の幸をたっぷり堪能しちゃいましょう。

冬でも暖房いらずの小屋で頂けるのはヒオウギ貝やサザエ、スルメイカや旬の干物。カラフルでかわいいヒオウギ貝は、炭火で焼くと海水が滲み出してきます。「汁がなくなったら食べごろ」そう教えてくれたのは、この道48年という大ベテランの海女さん。本来の味わいと海水の塩気だけでそのまま美味しくいただけます。磯の香りが立ちのぼる、名物アオサの味噌汁も必食です。

美味しい魚介をつつきながら海女さんとの会話でリラックス。「さとうみ庵」でしか味わえない、ゆったりとした時間を感じてください。

スポット情報

・スポット名:海女小屋体験施設 さとうみ庵
・住所:三重県志摩市志摩町越賀2279
・電話番号:0599-85-1212

文/おゝしろ実結

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