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男性にとって「いいセックス」とは?~落ち着くセックス・落ち着かないセックス~

  • 2018.1.13
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久しぶりにセックスした翌朝、バッチリ寝過ごしてしまって大遅刻した女子がいるように、男子だって、ヤッたあと、心底ホッとするときがあります。
今回は、男性にとっての落ち着くセックスと、落ち着かないセックスを考えつつ、男性にとっていいセックスとは、いかなるセックスなのかについて、一緒に見ていこうと思います。

筋肉の弛緩ゆえ…

たとえばお風呂に入ると、「あ~」とか「んぅ~」とかと声が出る。これは、あるていど張りつめていた筋肉が弛緩するときに、ほぼ自動的に出てくる声だとされているようです。
セックスもおそらくおなじで、これまで張りつめていたものが、セックスすることによって緩むゆえに、ヤッたあと心底落ち着く、ということではないかと思います。

ヤル前に男性は、いかなる思いを持っているから、気持ちが少々カタくなっているのか?ということになりますが…たとえば友達以上恋人未満のような関係の女性に対して、男性は「セックスに誘ったとき拒否られないかどうか」という心配しています。
それは当然、気持ちが張りつめています。だから、ヤッたあと、心底ホッとする。
あるいはカップルで、お互いに忙しいとかいろんな理由で、ほぼ2週間ぶりにセックスをする場合。
彼も彼女も「したい」という気持ちを抑圧しつつ、この2週間暮らしてきたわけだから、セックスのあとは当然のようにホッとして、翌朝大遅刻、ということになる。

抑圧されていたものが大きく解放されるときに、わたしたちはホッとする…これが、セックスの1つの効能効果だということです。

風俗店で遊んで帰ってもオナニーする男たち

ほかにもセックスの効能効果があるとすれば、それはセックスとは気(気持ち)のキャッチボールだということかもしれません。
男女「お互い」の、「この人とヤリたい」とか「この人に抱かれたい・この人を抱きたい」という前向きな気持ちが強ければ強いほど、ヤリ終えた後ホッとする。

だから、風俗店で大発射しても、家に帰ったらオナニーする男性がいるわけです。
風俗嬢は「なんとしてもこのお客さんとヤリたい」なんて、ほとんどの場合思っていないから。
それを思っているのは客だけであって、風俗嬢はしれっとしている。つまり客にプラスの気を送っていない。
だから客は、風俗嬢を抱いても抱いても、どこかしら満たされぬ思いを抱き続け、「次はいいセックスができるかな」と、淡い期待を胸に、またキャッシングして店に通い、また欲求不満な気持ちとともに家に帰ってオナニーする…やがて自己破産する、と、こうなるわけです。

男にとってのいいセックスとは?

遊びのセックスであれ、恋人どうしのセックスであれ、それがお互いのプラスの気によってなされる行為であれば、それは男性にとって、かなりホッとするセックス。つまり「またこの女性としたい」と思えるセックス。
そうではなく、たとえばお互いがどことなく淋しくて、その淋しさを満たすためだけのセックスであれば、それは風俗とおなじで、ヤッテもヤッテも、気持ちのどこかが落ち着かないセックス。

もちろん、淋しさゆえに誰かとセックスして、それで心が満たされることもあると思いますが、それってホントに一瞬のことだと思うんですよね。
翌日にはまたヤリたいと思って、仮にできたとしても、どこかしら淋しさに追い立てられている感覚が消えないのではないでしょうか。

30歳も過ぎれば、遊びでセックスするのもアリでしょう。
そのときに、相手に対してプラスの気持ちを抱きつつヤッたなら、それは、少なくとも男にとっては、いいセックス。女性がどう思っているのかは知りません。(ひとみしょう/文筆家)

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