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南仏の味わいを満喫。多数のコンクールで受賞する吉本憲司シェフが手掛けるモダンクラシカルなフレンチ

  • 2018.1.13
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フランス料理というとドレスコードなど少し敷居が高いそうというイメージもありますが、カジュアルすぎてもムードが物足りないもの。そんな方にオススメなのが、ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ内のフレンチレストラン「ファインダイニング ラ・プロヴァンス」です。

ヨーロッパ屈指の憧れのリゾート地、南仏プロヴァンスの中世貴族の別荘をイメージさせる内装で、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと伝統的な南仏料理を現代風にアレンジした本格的なモダン・フレンチを愉しむことができます。

その「ファインダイニング ラ・プロヴァンス」の料理を手掛けるのが、2017年10月に料理長に就任したばかりの吉本憲司シェフ。

国際コンクールでの国内優勝やフランス料理コンクールにおいて日本国内最年少で優勝するなど、数々の受賞経歴をもつ吉本シェフは、実際にプロヴァンス地方の郷土料理などを現地で学び、本場で培った伝統の味わいに感性を吹き込んだモダンクラシカルな料理を提案しています。それでは、早速コースの一部をチェックしてみましょう。

見た目も愉しいファーストディッシュ“パレット・アート・オードヴル”

吉本シェフのシグネチャーメニューの一つである“パレット・アート・オードヴル”は「ラ・プロヴァンス」自慢の一皿。著名な芸術家が愛したプロヴァンスの“優美さ”が郷土の五味(塩味・酸味・苦味・甘味・旨味)で色鮮やかかつフォトジェニックに表現され、見た目からも美味しく味わえます。

吉本シェフがオススメする食べ方は「塩味から酸味、苦味、甘味、旨味の順番で味わうこと」とのこと。フレッシュ野菜のアンチョビのディッシュで表現された苦味は、新鮮な野菜がシャキシャキと口の中で音を鳴らします。また、野菜をキャラメリーゼでコーティングした甘味の料理は、キャラメリーゼがパリッと砕けたあとに野菜のジューシーさが口の中いっぱいに広がる面白みある一品です。

その日の気分で選べる季節のメインディッシュも魅力

期待度も高いメインディッシュは、5~7種類の季節のメインディッシュがその日の気分に合わせて選んで味わえるのが魅力。フランス料理ならではの、仔牛、鴨、仔羊、鹿、オマール海老などの食材を季節の旬の食材とともに堪能できます。

とくにイチオシは“プロヴァンス・シストロン産仔羊 エピスの効いたジュ”。16年ぶりに輸入が再開されたフランス産仔羊の中でも公的に認定されたものだけが“シストロンの羊”として出荷されるそうで、ミルキーな味わいと柔らかな肉質が特徴です。肉の旨味を最大限に引き出した繊細な火入れがされて提供されるので、ギュッととじこめられた“シストロンの羊”ならではの風味を愉しめます。

また、お魚料理ではプロヴァンスを代表する郷土料理のブイヤベース仕立ての“鱈白子と滑らかなムースリーヌ ブイヤベース仕立て”がオススメ。

鱈白子が口の中でふわっとクリーミーに広がり、本場南仏の力強いブイヤベースとの相性も抜群です。また、お皿の脇に添えられた唐辛子のムースを混ぜて食べると、まろやかな辛味がプラスされ異なる風味を愉しめますよ。

コンクール受賞作のデザートは今までにない格別な味わい

コースの最後のお楽しみのデザートには、吉本シェフのコンクール受賞作である“タルト・オランジュ 滑らかなアイスと共に”は今までにないような格別な味わいを堪能できます。

タルトのサクサク感にオレンジのやさしい酸味と甘みが絶妙にマッチ。添えてあるハチミツとオレンジのソルベは、甘さが控え目なのでさっぱりとした口当たりで、食感から風味までを愉しめます。

今回は通常のコースで提供されるメニューをチェックしましたが、フランス産のキャビアやブルターニュ オマール、吉本シェフの故郷である熊本の阿蘇のあか牛など、産地にこだわった厳選食材で本場南仏らしい料理が愉しめるコース「ムニュ ヨシモト」もぜひ愉しみたいところ。

ぜひ今年の記念日は、特別な人と格別なモダンクラシカルなフレンチを愉しんでみてはいかがでしょうか? <text:Hiromi Anzai>

予約・問:ファインダイニング ラ・プロヴァンス(ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ内) 03-5404-7895 https://www.interconti-tokyo.com/restaurant/la-provence/

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