眉毛を左右対称に描くコツって？ 長井かおりさんが教える眉＆目元メイクの基本のき

明快で親身なメイクアドバイスで人気の長井かおりさんが、読者のメイク悩みを解決！ 「MAQUIA」2月号から、眉＆目元の基本テクニックをご紹介。

みんなの知りたいに寄り添う
長井かおりの
基本立ち返りメイク
どんなメイク音痴でも大丈夫。一度覚えれば何歳になっても使える基本のテクニック、教えます！

メイク迷子相談所
長井かおりさん
ヘア＆メイクアップアーティスト。明快な理論と親身なアドバイスで一生もののメイクテクニックを授ける、メイク迷子の駆け込み寺。

Q.似合う眉の形が分からない
A.眉は添え物。眉頭と眉尻さえ
揃えれば誰でも今っぽくなれる

「眉は刺身のツマのようなものだから、力まなくても大丈夫。描き始めの眉頭と、描き終わりの眉尻が平行なら、だいたい正解です。眉の周辺1〜2mmの産毛を抜かずに残すと、より自然な印象に」

Q.眉の正しい描き順って？
A.ある毛は生かす！
毛のない眉尻から描き始めよう

「眉尻から描き始めると、毛のない眉尻がいちばん濃く描けるので、自然なグラデーション眉に。ある毛は生かしましょう」

毛の少ない眉尻から描き始めると上手くいく。眉頭と平行な位置に眉尻を設定して描くことからスタートして。

Q.眉メイクがすぐに
落ちてしまいます
A.スクリューブラシで粉を
しっかり入れ込んで

「スクリューブラシは、ボカすためだけのものにあらず！ 眉を描いたら、スクリューブラシでとかして粉を入れ込み定着させます。この過程を踏むほど、落ちにくい眉に」

スクリューブラシマニアの長井さんは、ブラシの先を折り曲げて角度をつけて使用。KOBAKO スクリューブラシ ￥1200／貝印

Q.もとの顔が濃いせいで
アイメイクすると
ケバく見えるのが悩み
A.陰影をつけるプロセスを
省略するとちょうどいい

「もともと目元に陰影がついている彫り深さんに、彫りを作るシェードカラーは不要。シャドウは省いて、マスカラや極細アイラインで仕上げてみては？」

彫り深さんは、まぶたのくぼみを補整するアイシャドウベースで陰影を和らげると、アイメイクの幅が広がります。（上から）アイリシェイパー 02、01 各￥3000（1月12日発売）／イプサ

Q.二重の線にアイシャドウの
粉が溜まるのをなんとかしたい
A.フェイスパウダーを
仕込んで、整地を

「ズバリ、まぶたに油分が残っているせいですね。皮脂抑制効果のあるフェイスパウダーを、アイシャドウブラシにとってなじませておけば、ヨレません」

（左から）サラサラの肌に整える。エレガンス ラ プードル オートニュアンス リクスィーズ Ⅳ ￥15000／エレガンス コスメティックス 細かい部分まで均一に塗れる。エキスパート シャドウ＆ ライナー ブラシ ￥3900／ベアミネラル

Q.アイラインの跳ね上げを
左右対称に描けません
A.目を開けた状態で描いてますか？

「目尻を描くときだけ、目を開けて確認しながら引くのがポイント。鏡に両目が映るように、少し離してみるのも大事」

1 アイラインは、目を開けて鏡で確認しながら目尻を描いてから、目を閉じて全体を描くのが正解。

2正面から鏡を見て確認し、目尻とアイラインの間にできた三角の隙間を埋めると目が大きく見える。

Q.左右の眉を対象に
描くことができません
A.左右の眉を一緒に鏡に
映して描いていますか？

「鏡に近づきすぎてる可能性がありますね。鏡を遠ざけ、両方の眉が一度に鏡に映るようにセッティングするのが先決。一度に描こうとせず、左右を見比べながら、交互に仕上げると上手くいくはず」

MAQUIA2月号

撮影／天日恵美子（人物） 橋口恵佑（物） ヘア&メイク／長井かおり ヘア／工藤由佳〈Un ami〉 スタイリスト／鈴木美智恵 モデル／上西星来 取材・文／長田杏奈 構成／火箱奈央（MAQUIA）

【MAQUIA2月号☆好評発売中】