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国民食「ダルバート」とは?スパイス使いが絶妙なカレー専門店

  • 2018.1.9
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刺激的で芳しいスパイスの香りに導かれる路地裏

大阪「大正駅」からほど近い路地裏でどこからともなく漂ってくるスパイスの香り。ビルの2階にあるカレー専門店「Yatara Spice(ヤタラスパイス)」です。

黒い壁のビルに張り付くようにある急勾配の階段を上って行くと、ヒンディー文字の書かれたのれんが迎えてくれます。店内はカウンター7席、テーブル席1つのこぢんまりとした作り。モザイクのカウンターや木製パネルが貼られたぬくもりのある店内は、オーナー自らが手掛けたものです。

店を構えて1年半。馴染みのお客さんが足繁く通う人気店

インドやネパールを旅して周っていたオーナー。現地で学んだスパイス使いをほぼそのままに提供しています。

もともと上本町のダイニングバーに間借りしてランチ営業をしていたお店ですが、多くの常連客の声に応え、2016年6月に満を持して大正エリアにオープンしました。スパイスの効いたカレーがブームの大阪で、特に知られる存在になっています。

3種のカレーから選ぶ?お好みで全部かけてもOK

「本日のカレー」はその日により変わりますが、ポークやチキン、マグロなどの肉・魚系のカレーが2種類と、野菜のべジカレー1種類の計3種類のラインナップです。

2種類や3種類全部を一皿に盛り付けることもでき、混ぜるとまた新しい味わいが生まれます。看板メニューなのは「ポークマサラカレー」。ごろっとしたお肉なのにほろほろと崩れ、スパイスの風味と一緒に旨みが広がります。

「ミックス根菜カレー」は根菜の甘みとスパイスが絶妙なカレー。どれにするか選べない人は3種かけがおすすめです。

月に1週間のやさしい味わい「ダルバート」ウィーク

「Yatara Spice」では月に1度、1週間ほど「本日のカレー」はお休みになり、ネパールの定食「ダルバート」ウィークになります。

「ダル」とは豆のスープ、「バート」とはお米のこと。ダルはネパールの家庭で毎日のように食べられる国民食で、日本人の感覚では味噌汁に近いスープなのです。

「ダルバート」とは、ダルとごはんに、肉のカレーや数種類のおかず、アチャールと呼ばれる漬物など10種類ほどがワンプレートに乗った定食です。強い刺激はなく安心して食べられる、エキゾチックなのにどこか懐かしい、そんな定食です。

しっかりまぜて食べるのがインド・ネパール流

刺激の強いスパイシーなインドのカレーも、スパイシーだけどどこかやさしいダルバートも、どちらも「Yatara Spice」の顔。スパイス使いの懐の広さを感じさせてくれます。

単独で味わってもおいしいのですが、おすすめは混ぜて食べること。数種のカレーを混ぜると新しいおいしさになり、ごはんにダルとおかずを混ぜて食べるのも現地推奨の食べ方です。プレートをしっかり汚して食べて欲しいとオーナーは言います。

「Yatara Spice」は、JR大阪環状線・大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線「大正駅」から北に徒歩約3分の路地にあります。完売次第閉店してしまうので、確認してお出かけしてください。ダルバートの日も併せてTwitterで確認することができます。

スポット情報

・スポット名:Yatara spice
・住所:大阪府大阪市大正区三軒屋東1-2-5 2F
・電話番号:06-7502-5990

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