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「その男が欲しい」女が陥りがちな勘違いの恋!なかなか手に入らないその男を本当に愛してる?

  • 2018.1.4
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「あ~イライラする!彼にとって私ってなに?」

「こんなにも私をヤキモキさせて」

と頭を抱えたこと、女にはあるはず。

「あの男ったら、なんでなにもしでかしてこないのよ!」

という“じれったい奴”に、今まさにストレスを感じている女性もいることだろう。

女には「絶対私のこと好きだよね」とまでは確信がもてなくとも「そこそこイケそうな男」を見分けることはさほど難しい作業ではない。

しかしアラサー女の不満の原因は恋愛が自分の思い通りにことが運ばないことにある。

そう、こんなふうに……。

なかなか会えない、会ってくれない

・「出会い系アプリで知り合った男性とはかれこれ一年くらいのお付き合いなのだけど、不満なのはなかなか会えないこと。月一さえ叶わないこともある。仕事で忙しいのは仕方ないけど地味に凹みます」(35歳女性/医療関係)

・「カレに会いたくなってシビレを切らすのは私の方。カレに会いに行くのはいつも私ばかり。カレの仕事が忙しくなったせいでデートに誘ってもなかなか返事が貰えないし、返信がものすごく遅かったりするから、カレのアパートに足を運ぶしかなくて……でもわたしの不意打ち訪問をあまり喜んでいない気がする……」(31歳女性/運送)

――男の方からなかなか連絡がこない、なかなか会えないとしても、女は自分で自分を慰めようとしてしまうもの。

「きっと手が離せないんだよね」「いまは忙しいのかも……」なんて自分に言い聞かせたりして。

 

だが、男が会わない、なかなか会おうとしないのは悲しいかな「あなたに恋していない」証拠!!

もし実際に仕事が忙しいとしても男が女に恋していたら会おうとする努力をみせるだろう。好きならどうにか時間作って会いにいくのが筋。

以前は頻繁に会えていたとしたら、それはたまたま仕事が暇だった時期にあなたと出会ったから……カレにゆとりがあったから付き合うことになっただけのことかもしれない。

自分に余裕があるから、時間があるから彼女を作るというのは、好きになって心動かされたというわけではないのだ。

 

男は「どうしても離したくない」と思う相手であれば、会えない理由を仕事のせいにして逃げたりはしない。

男が真剣なときはどれだけ忙しかろうが好きな女のことは放置しない。

男性は仕事といえば責められずに済むことを知っている。

「仕事が忙しいから……」は女を黙らせるための大義名分。

“自分が会いたくなって自分から会いに行く”というスタンスを取るのが恋に落ちた男なのだ。

なかなか好きだと言わない、愛してると言わない

・「私が『好きだよ』って言っても『ありがとう』ってしか言ってくれないカレ。『愛してる?』と甘えても『へへ』とニヤニヤするだけ……。日本の男の人は愛情表現が苦手だとはわかってるけど、面と向かって言われたい」(33歳女性/経理)

・「『好きだ』『愛してる』なんて言ってくれたのは最初にエッチしたときくらい……。恥ずかしいのは分かるけど、ちゃんと言葉にしてほしいな」(28歳女性/アパレル)

――愛の言葉をなかなか口にしない男に対し「カレは照れ屋だから」「シャイだから」と都合のいい解釈をしたくなるのが女心というもの。

 

男というものは基本的に女とエッチするまでは前のめり!

でもその目的が果たされれば落ち着きを取り戻す。

 

男のやる気スイッチは釣るまでであり、男の性は「釣った魚に餌はやらぬ」方式なのだ。

付き合いだしたら冷たくなった、身体を許したらどうも扱いが変わった、という不満を漏らす女性は少なくない。

女の方は身体を許してからのほうが「スイッチ」が入るもの。

はじめは男の方が自分に対して熱心だったのに今じゃ形勢が逆転……なんてこともあるだろう。

男と女のやる気スイッチには時差があるのだ。

また男が「好きだ」とか「付き合ってくれ」となかなか告白しないのは、別れるときの面倒くささを想定してのズルさということだってある。

身体の関係になったとしても「え?だって俺は好きだとも彼女になってくとも言ってないよね」ということができるからだ。

なかなか手を出してこない

・「以前から『いいなぁ』と狙ってた彼。悶々としていた私は思い切って飲み会において計画的犯行に及んだ。泥酔したフリをしてお持ち帰りしてもらうって作戦。見事、カレの家に泊まることができたまでは良かったのだけど……。優しくて人のいいカレは『水持ってこようか』『スポーツドリンク買ってこようか』と甲斐甲斐しく私を介抱してくれただけ。一晩中一緒に居たのに、何もナシ!手を出されなかったことで私はさらに悶々」(32歳女性/ネイルサロン)

――男の草食化が激しく進んだ昨今において

「一晩、隣で寝てても手出しすらされなかった」

「毛布を剥がずどころか、毛布を掛け直してくれた」

な~んてことはよくある話し。

男に手出しされない女がつい信じたくなるのは

「自分を大切だと思ってくれてるからなかなか手を出してこない」

「男はホントに好きな女にみだりに手出ししない」

という恋愛硬派の信念!!

だが、「私は遊びの女じゃないからなのよね~」というポジティブシンキング精神はあさはか。

確かに「好きだからこそうかつにそうしない」ということもあるが、男だって気になる女性には“チャンス到来”を狙っているもの!

こっちはウエルカムなのにもかかわらず何もしてこないことは女には一大事なことである。

それは、あなたのことを知らん顔しているということだからだ。

男はその女性に興味があればなんらかの反応を示す、好きな女なら何らかのリアクションを寄こしてくるもの。

それをしてこないということは、女はなにも望まれていないということになる。

また二人が頻繁に会えるような状況ということなら「どうしても欲しいというわけでない」とのんびり構えているのかもしれない。

男は「いつでも手を出せる状態」「食べられる状態」なら切羽詰まることもない。

「いつでも、どこでも食べれそうな味」ならばあえてあえて食べる必要もないだろう。

 

男は好きな女性とふたりきりになれるチャンスをそうそう逃さないもの。

本気で好きな女を前に「ま、いつでもいっか」と悠長になる男はいないのだ。

好きだからこそ

「今度いつ会えるんだろう」「次はないかも」

という緊張感や不安感が生まれるのだから……。

 

【なかなか手に入らないことが恋の執着につながる】

あなたのその恋は本物?なかなか手に入らないからその男に執着してるだけかも!

人はたやすく手に入るものよりも、なかなか手に入らないものを欲しくなるのが常。

服でもアクセサリーでもバッグでも、なかなか入手できないものに対し余計に欲しくなってしまった経験はあるはず。

恋も男も同様。

なかなか手に入れられないからこそ余計に切望してしまうもの。でも、それは真実の愛などではなくただの執着……。

さらに掘り下げると自分が彼に「○○してもらえないことに対しての執着」といえる。

相手が自分の思い通りにならない、自分の期待どおりにならないことで一層「してもらえないことへの欲望」は募り、それに対しての執着は大きくなる。

あなたが捨てきれないのはその男ではなく「自分に振り向かせられない」ことに対しての執着心……。

彼自身に心にとらわれて諦められないのではなく、自分の欲望にとらわれて諦めたくないだけなのでないだろうか?

あんだけ「欲しい欲しい」と騒いでいた玩具が与えられたのに、手に入れたらどうでもよくなってしまうことはいくらでもあるのだ。

 

「自分が満たされないことへの執着に駆られて、彼を手に入れたいだけかも」と自分に問いただしてみよう。

 

あなたの願っていたものが手に入った瞬間「……実はそんな欲しくなかった」「……な~んだ、そんなたいしたもんではなかった」とぶん投げることのないように。

(体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子)

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