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「嫌われたくない」に支配される恋は、愛される幸せを知らないまま

  • 2018.1.4
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年齢を重ねるに連れて、人は「人付き合いのコツ」みたいなものを学んでいきますよね。


子供の頃は嘘をつかずに素直でいるように言われましたが、今は空気を読んだり、相手を思いやったり、または保身のためであったり、いろいろな思惑によって、「あえて素直に言わない」ことが多いと思います。


大人の処世術として必要なことではありますが、恋愛においては普段の生活以上に「この人に嫌われたくない」という思いが、どうしても強くなってしまうもの。いつも以上に「嫌われたくないから素直に言わない」シーンがあるかもしれません。

嫌われたくないから見せない

嫌われたくないから、彼の理想の女の子を演じる。
本当の自分を見せてがっかりされたり、引かれたりされたくないから、素直な私は見せない。


この苦労と努力が実って、彼があなたのことを好きでいてくれる。こういう女性は、結構多いみたいです。


でも本当は、素直な自分を見せて、それを彼が愛してくれたら、もっと幸せだと思いませんか?「素直な私を見せて拒否されたら、耐えられない」と、怖くて、逃げているだけじゃないですか?


確かに作った自分を拒否されただけなら、いわば外側の包装紙が破れたぐらい。また綺麗に包めばいいですよね。でも、いちばん大事な中身を「いらない」と言われたら、自分のすべてを否定されたような気がしてしまう。


素直な自分を見せることは、こう考えると確かにリスクのあることです。
でもその分、そのままで愛し愛される関係を作れたら、そこで感じる充足感は計り知れないものです。


自分を見せることができて初めて、彼も「そのままのあなた」を愛せます。
自分を見せられる人だけが、「ぴったりくる相手」を見つけられます。


「自分を見せない」というのは、そんな幸せを自ら捨てていることと同じなのです。

「嫌われたくない」と「傷つけたくない」の違い

「嫌われたくない」「好かれたい」から自分を作る。
我慢をして、彼の思うように動く。


これって、自分に自信がなくて、なんだかかわいそうにも感じるかもしれません。
でも、ちょっと自分勝手じゃないですか?


「嫌われたくない、彼からもっと愛情を受けたい」から彼の反応を伺って、彼ウケをいつも気にしているけど、結局これって、自分のためですよね?自分のことにしか、意識がいってない。


彼からの愛情っていう見返りを求めての言動は、態度にも現れます。
「してあげた」って。


そして、思った愛情が得られないと、さらに焦りや不安が大きくなったり、「こんなに頑張ってるのに、なんで彼は何もしてくれないの?」と、相手を責めるような気持ちになってしまいます。


彼のことをほんとうに思っていたら、こう思うのではないでしょうか。
彼が大好きだから「喜ばせたい」、力になりたい。
彼を「傷つけたくない」から、気遣いをする。


「彼を喜ばせたい」という、彼に対する気持ちが根底にあれば、そもそも最初から見返りは求めていないので、「見返りがないというストレス」も感じません。


そして、彼のために頑張れる、と素直に思える範囲で動くから、苦しいムリや苦労もしません。


自分を偽ることはしないけど、気遣いは忘れない。
これが、大人の恋のマナーです。

自分も相手も大切にするのが大人の恋です

例えば遅刻グセとか、部屋が汚いとか。実はお箸が上手に持てないとか。
自分の「悪いとこと」をうまく隠して、その間に、うまくできるように頑張るのは、良いと思うんです。でも、もともと持っていることを「悪いことじゃないけど、彼はこういうの好きじゃ無さそうだから」って隠して、自分を作り続けるのはどうでしょう。


付き合った後、いつまでもそれを続けるのは、きっとつらい。彼からの愛情にも「でも、本当の私を好きなわけじゃない」と寂しさを感じる瞬間もくるでしょう。


それに、別に「悪いこと」でもないのに、自分の理想と違うからって「それは無いわ~引くわ~」ってなる男、付き合いたいですか?


「そんな男こっちから願い下げ。私に合う人はもっといるから」と、自分が楽しめる恋を探せるように、なってほしいなと思います。(Sakura/ライター)


(ハウコレ編集部)

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