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男子が考えている「お得な恋愛・損する恋愛」とは?

  • 2018.1.2

少し前に「恋愛コスパ男子」という言葉がはやって、やがてどこかに消えていきましたが、男子ってたとえば、「キャバ嬢に貢ぎました。1回もヤラせてくれませんでした。コスパがきわめて悪かったです」という単純なことしか考えていないわけではないように思います。
そこで今回は、男子にとって「コストパフォーマンスに優れている恋愛・優れていない恋愛」とはどのような恋愛なのか、について、一緒に見ていこうと思います。

■1:缶コーヒーとスタバの間の女子が「コスパのいい女子」

たとえば相席居酒屋の多くは、女子と相席できない時間分の料金も、男子は負担しなくてはなりません。これを男子は「コスパが悪い」と言います。なので最近では、相席居酒屋の元祖『相席屋』などは、相席になった時間分だけ料金が発生するシステムを採用しています。キャバクラも同じです。キャバ嬢がつかない時間は料金にカウントしないお店があります。
つまり、女子がいろんなことにコスパを求めるのと同様、あるいはそれ以上に、男子は恋愛にコスパを求めているということ。
でも、「それだけではない」。このへんの男子の気持ちを言葉で説明するのはむずかしいですが、たとえば缶コーヒーとスタバの間くらい、ということでしょうか。
つまり、缶コーヒーを飲んだら「コーヒー飲料を飲んだ」と思うだけで、うまい・マズイは二の次、というのが、おおむね男子の感覚です。スタバは……月の生活費が3万円の男子にとって高嶺の花でしょう。その中間くらいのコストをかけて、ようやくゲットできた彼女が「コスパのいい彼女」。
つまり、無駄を嫌いつつも、多少の無駄がないと「彼女をゲットした感覚になれない(優れたコスパだと思えない)」のが男子。
このへんの感覚を突き詰めていくと、客の財布の中を想像しながら同伴する店を決めるキャバ嬢みたいになってくるので、あまり意識しなくてもいいのかもしれませんが、ときには意識すると、彼が恋愛モードになって、あなたに迫ってくるかもしれません。

■2:女子の素直さに損得を見るのが男子

男子は恋愛のコスパを、女子の素直さに見ているところもあります。
つまりたとえば、3ヵ月間がんばってデートしても、彼女が「エッチが嫌いなわけではないけど……でも、ハダカになるのが恥ずかしい」と言って、絶対にパンツを脱がないと、それは男子にとって「コスパが悪い恋愛・損な恋愛」。
対して、2回目のデートくらいでハダカになってくれたら「コスパがいい恋愛・お得な恋愛」。
エッチが嫌いなわけではない(むしろ興味がある)のであれば、素直にパンツを脱がせあうというのが、男子にとって「コスパに優れている恋愛」です。

■3:ファザコン女子はコスパが悪い?

彼氏とケンカをしたら「わたしのお父さんは、わたしのことを否定したことがないのに、あなたは!」と怒るファザコン女子は、彼に「コスパが悪い彼女」と思われているかもしれません。
あるいは「お父さんがわたしにしてくれたみたいに、それなりのお店にご飯を食べに連れていってくれないとイヤだ」と思っている女子も、コスパが悪いと思われているかもしれない。
金銭的にどう、ということではなく、彼はお父さんより生きている年数が少なく、ゆえにまだ心の器が小さいわけですよ。その小さな器を精一杯駆使しても、彼女とケンカになってしまうわけです。
つまり彼は、「おれの器の容量に対して、それ以上のものを求めてくる彼女といたら、割に合わないどころか、おれがしんどい」と思うこともある、ということ。
「理想の男性像はわたしのパパ」と豪語する女子は、個人的には好きですが、とくに若い男子一般からすれば、「ちょっとはキャパオーバーしているおれの気持ちも察してくれよ。これじゃあコスパが悪すぎる」と思われているかもしれないということです。
もっとも、ファザコンの彼女とつきあっておいて、コスパを言い出す時点で、その男はなにかちがうと思いますが。
いかがでしょうか。
男子が言う恋愛のコスパって、お金がかかるからコスパが悪いとか、そういう単純な話ではないように思います。彼が持っている心の器と、金銭的なことと、ハダカになってくれるまでの時間、この3つの要素が入り混じった総合評価として、男子は恋愛のコスパを捉えているのではないでしょうか。(ひとみしょう/文筆家)
(愛カツ編集部)

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