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後姿が美しい「扇太鼓」の結び方!簡単な帯のアレンジ方法を解説

  • 2017.12.31
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お祝いごとなどのおめでたい席にぴったりの帯の結び方「扇太鼓(おおぎたいこ)」。難しいように見えますが、意外と初心者でも簡単にできる帯結びのひとつです。後ろ姿が上品な「扇太鼓」の結び方の手順やポイントを、動画でわかりやすく解説します。

晴れの日にぴったり! 扇太鼓に挑戦してみよう

結婚式や祝賀会など、お祝いごとの席によく使われている帯結び「扇太鼓」。四角く織られた「太鼓」と呼ばれる帯の右上に、扇のような形をした帯をのぞかせる帯結びの方法です。

凝った見た目から、一見難しそうに見える帯結びですが、初心者でも簡単に作ることができます。ぜひチャレンジして、晴れの日に着物を着こなしましょう。

道具を揃えてはじめよう

帯結びをする前に、帯・帯板・帯枕・仮紐2本・帯締め・帯揚げ・ゴムがあるか確認してください。全て揃ったら、まず垂れ先をゴムで結んでひだを作り、扇形を先に作っておきましょう。

扇が整ったら、帯結びを始めます。胴に巻く方の端、手先の長さを決めてひと巻きしてギュッと締め、もうひと巻きして締めてください。

手先とは反対の垂れ部分を背中で下から斜めに折り上げ、左を上にひと結びし、垂れ先を右肩にかけて、左右交互に引っ張って締めていきます。

お太鼓を作っていこう

帯を胴にしっかりと巻きつけられたら、次は扇を固定し、お太鼓を作っていきます。帯を大きく広げ、先に作っておいた扇を、帯の上線のところまで持っていき、仮紐で押さえ固定しましょう。

扇の位置を決めたら、帯枕を使ってお太鼓の山を作ります。枕部分を帯枕の上の山に合わせて、紐を結びましょう。仮紐を帯の下位置に当てて、お太鼓の大きさを決めます。このとき、タレ先を人さし指一本分の長さを出すようにして結びましょう。

扇と手先を整えて完成させよう

お太鼓ができあがったら、手先をお太鼓の中に入れて、端を1.5cmほどお太鼓から出してください。扇と手先を整えられたら帯締めをしてお太鼓を固定し、仮紐を取って帯揚げをすれば、帯結び「扇太鼓」の完成です。

一つひとつの工程を丁寧に行い、しっかりと締めるところは締め、帯が途中で崩れてしまわないように注意しましょう。

後ろ姿まで素敵な「着物美人」を目指して

お太鼓の右上に、ちょこんとおめでたい扇が顔を出している帯結びの方法「扇太鼓」。一見すると、難しい結び方と思うかもしれませんが、ご紹介したとおり、初心者でも簡単に結べます。

お祝いごとの席など、着物を着るだけでも華やかですが、帯にひと工夫を加えて、お祝い事の慶びを表現してみてください。帯結びを楽しみながら、着物の後ろ姿も素敵に演出しましょう。

監修:ハクビ京都きもの学院

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